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【足場材】ペコビームとは?専門用語を詳しく解説

皆さんはペコビームと呼ばれる部材をご存じでしょうか。
足場職人の皆さんにとってはあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、型枠支保工で使われる部材のことです。
本記事では「そもそもビームって何?」という方に向けてペコビームやビームなどの専門用語を詳しく解説しているのでぜひ最後までご覧になってくださいね。

そこで今回は、足場の専門用語のペコビームについてご紹介いたします。

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【足場材】ペコビームとは?専門用語を詳しく解説

ペコビームとは水平支保梁材のことです。
nord maschinen u. schrauben werke(ノーネン・ウントシュラウベンウェルケ株式会社)という会社によって開発されました。

開発当時は革命的な水平支保梁として話題になり、欧米をはじめとする世界中で使用されているパーツです。

ペコビームはAXビームと呼ばれることもあります。
関西圏の人はペコビーム、ペコと呼んでいる方が多いようですね。

特徴としては、構造が簡素になっていて取り扱いやすいこと。
内ビームと外ビーム、その二つをウェッジロックという部品で留めるのですが、内ビームはスライドさせることができ、自在に伸縮させられます。

型枠支保工に使われる部材なので足場職人の皆さんにとってはあまり聞き馴染みのないパーツかもしれません。

スラブを支える部材としてはパイプサポートがありますが、パイプサポートでは5mを超えるような箇所では長さが足りないため使えません。

そうした天井の高い現場でペコビームを使うと言うイメージです。

先述の通りペコビームはウェッジロックと呼ばれるくさび型緊結金具が取り付けられているのですが、その特長は架設作業が用意なこと。

ペコビームは15〜25kg程度なので一人でも持ち運びが可能ですし、ウェッジロックの締め付け作業もハンマーがあれば1人で出来ます。

この簡易さがあったからこそ、世界中で認められ広く使われるようになったのかもしれません。

そもそも「ビーム」とは?

ビームとは、足場の開口部に設置する部材のこと。
足場業界では梁枠(はりわく)やトラスと呼ばれることの方が多いです。

そんなビームの用途は、開口部に集中する荷重を受け止めること。
ビルやマンション建設など、中規模から大規模の現場になると工事に出入りする職人さんや部材の数が増えます。
大きな現場だと車が出入りすることもあるでしょう。
人やモノの出入りをするために開口部を設けることでスムーズに出入りができますが、開口部分にはとても大きな荷重がかかります。

1スパン程度であれば開けられたとしても、2〜3スパン開けるとなれば重くのし掛かる荷重を分散させなければなりません。

ビームにはその荷重を受け止める役割があり、3000mm以上の開口部を設ける場合には設置が必須です。

なお、ペコに関しては辞書を引いても関連する意味が見当たらなかったため、どのような意味で付けられたのかは不明です。

まとめ

今回は専門用語のペコビームについてご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。
ペコビームとは水平支保梁材のことです。
似たような役割を持つ部材にパイプサポートがありますが、パイプサポートでは天井が5m以上の場合には長さが足りず使用できません。
そうした場合にペコビームが使われますので、ぜひ覚えておきましょう。

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