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大卒で鳶職をしている人はいるの?大卒で鳶職はおかしい?

何かを作り上げるのが好きで、建設関係の仕事に就きたい。
中でも「鳶職は稼げる」と聞いて、鳶職に興味を持っているかもしれません。
でも、いざ鳶職になりたいと親に相談したら「世間体が悪いからやめろ」「そんな仕事をさせるために大学に入れたわけじゃない」などと反対された人もいるでしょう。
一般的にはあまりイメージが良くない鳶職ですが、本当に大卒で鳶職として働くのはおかしいことなのでしょうか?

そこで今回は、「大卒で鳶職として働くのは、実際どうなのか?」という疑問について掘り下げていきたいと思います。

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大卒で鳶職はおかしい?

賛否両論はありますが、大卒で鳶職として働くことが悪いことだとは決して思いません。

まず大前提として、働くのはあなたです。
ですから、どこで働くかはあなたが決めればいいと思います。
あなたが満足する選択ならば、それで良いと思うのです。

しかし、いくら自分の道は自分で決めるとはいえ、大卒で鳶職として働くということが、周りの人にどういう印象を与えるかは知っておく必要があるでしょう。
後になって「やっぱり鳶職にならなければ良かった」と悔やんでも遅いですからね。

以上の前提を踏まえた上で、本題に移っていきましょう。

鳶職として働くのはどんな人たち?大卒で鳶職をしている人はいる?

そもそも、鳶職として働いている人はどんな人たちなのでしょうか?

統計が取られているわけではないので正確な数字はわかりませんが、鳶職人の9割は中学または高校卒だと言われています。
つまり、大卒で鳶職として働く人は「鳶職全体の1割以下」ということです。

大卒で鳶職をやっている友人は、現場の人から「なんで大卒で鳶やってるの?」と聞かれることもあったようです。また、建設現場で大卒の鳶職人と出会った試しがないとも語っていました。
もし大卒として建設業界で就職するのであれば、給与が高水準で福利厚生も充実している大手ゼネコンに行きます。明確な目的がない限り、鳶職人になる理由は無いに等しいのです。
給与面で見ても、とび工の平均年収は日本全体の平均を少し下回りますし、特に若い鳶職の年収は低い水準にあります。

大卒で鳶職として働くことを否定するわけではありませんが、その道を選ぶ人は少数であることは理解しておくべきです。

学歴ではなく実力がモノをいう世界

鳶職含む建設業界は働き手の受け皿が広く、学歴がなくても、未経験でも、キャリアをスタートできる職業が多いのが特徴です。
そのため、いろんな人が集まってくるのですが、基本的に上に立つのは長く経験を積んでいる人や実力がある人です。
学歴でその人の価値が決まることはありません。
中学や高校を卒業してすぐに働いている、自分よりも若い人の方が仕事がデキるということも珍しくないのです。
大学を卒業してすぐに働くとなると22歳付近でしょうから、周りと比べるとかなり遅めのスタートになることは覚悟しておいた方がいいかもしれません。

職業は自分の意思で決めていい

ここまで少し厳しい現実をお伝えしたかもしれませんが、鳶職のお仕事はとてもやりがいがあるものです。肉体的にも、精神的にもかなり鍛えられます。頑張れば頑張っただけ収入がアップしますし、親方になれば年収600万円以上も狙えます。

不遇な職業で言えばタクシー運転手も似たようなものがあるのではないでしょうか。
タクシー業界は不人気で、行き場を失った人たちが働く業界という見方もあります。
そんなタクシー業界に新卒として就職していく若者が、メディアから物珍しそうに取り上げられていたりしますが、当の本人たちはむしろ満足しているようです。

話によれば、自分の頑張り次第で稼げるし、自分が立てた仮説が上手くハマった時は喜びを感じるなどと語っており、仕事上で工夫することを楽しんでいる印象を受けました。
もちろん、彼らも親からは猛反対されたと語っていますが、「どうしても働きたい」ことを伝えて押し切り、「反対した人たちを見返してやる」という一心で驚くべき業績を上げた若者もいます。
その結果、現在は両親も安心して見守っているそうです。

ですので、職業は自分の意思で決めるのが良いでしょう。
最初はみんなから反対されるかもしれませんが、実力をつけて活躍できるようになった頃には、周囲からの評価も変わっているはずです。

ただ、実際に働いてみないとわからない部分はあるので、大学在学中で時間に余裕があるならば、実際に鳶職のアルバイトとして働いてみることをおすすめします。

まとめ

今回は「大卒で鳶職として働くのは、実際どうなのか?」についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
自分の人生ですから、歩む道を選ぶのは自分です。他人にどう思われようと、自分が納得できる選択をするのが良いでしょう。
ただし、後になって「鳶職にならなければよかった」ということを避けるためにも、アルバイトとして実際に働いてみるなどして、鳶職のリアルを知った上で決断されることをオススメします。

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