会社に雇用されていれば会社が加入している労災保険の対象になりますが、一人親方は自分が事業主であり雇用者もいませんので労災保険に加入できません。
しかし、一人親方はほぼ労働者といえる働き方をしているため、国が労災保険加入資格ありと特別に認めた一人親方労災保険特別加入制度(一人親方労災保険)というものを設けており、労働局から認可を受けた一人親方労災保険特別加入団体を通じて加入することができます。
一人親方にはどこの労災保険がオススメ?
国の制度として制定されている労災保険料自体はどこであっても一律で、団体ごとに料金が違うのは入会金、組合費、諸経費の部分によるものです
条件が良い労災保険会社は地域限定のところが予想外に多く、全国をカバーしているところは費用面に難がある会社もありましたが、好条件かつ全国をカバーしており納得できる労災保険として一人親方団体労災センター共済会、一人親方労災保険組合、楽々親方のオススメの3社をご紹介します。
労災保険のオススメ各社の特徴を徹底比較
今回オススメする労災保険は入会手続きが全てネット上ででき、手続きの仕方もとても簡単ですし、料金形態も明瞭、組合員の会合などもありませんから余分な支出もありません。
まず、費用から比較していきます。
一人親方団体労災センター共済会
入会金 | 組合費 | 支払い方法 | |
毎月払い | 1,000円 | 450円 | クレジット 銀行・コンビニ振込(1年分一括) |
年払い | 1,000円 | 3,600円 | 銀行・コンビニ振込(1年分一括) |
2年目以降 | なし | 3,600円 | 同上 |
最短で翌日に加入可能です。
本部は東京で地方ごとに支部があります。
申し込み手続き終了後3日以内、少なくとも1週間以内に入金しないとキャンセル扱いになります。
一人親方労災保険組合
入会金 | 組合費 | 支払い方法 | |
年払い | 1,000円 | 6,000円 | 振込(銀行・コンビニ等の記載なし) |
更新 | なし | 6,000円 | 同上 |
申し込み当日に入金が確認できれば最短で翌日に加入可能です。
事務局は東京で地方ごとに組合が組織されています。
2人以上同時入会で年会費が無料になり、加入後に新規の一人親方を紹介すると更新時の月額組合費が全額無料になるキャンペーンも行っています。
楽々親方
入会金 | 組合費 | 支払い方法 | |
年払い | なし | 6,000円 | 銀行・コンビニ振込(1年分一括) |
更新 | なし | 6,000円 | 同上 |
注)保険料のみ分割で口座引き落としも可能ですが、手数料が毎回200円掛かります。
手続き料3千円で最短で翌日に加入可能、手続き料2千円で保険番号だけを事前に通知してもらうこともできます。
広島の社会保険労務士法人事務所が併設している会社のため何かあったときにも安心です。
入会する時の入会金が発生せず、更新時にも特別な費用が掛かりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。労災保険はどこも似たようなものと思われていたかもしれませんが、詳細を比べてみると入会金や組合費、サービスも各社で違いがあるのが分かりました。運営母体についても何かの時に相談しやすいかなどを考慮に入れて選びましょう。