足場職人の仕事ぶりをはじめて見た人は、命綱もない高所に登り、1人がポーンと材料を上に放り投げて、上の職人が組み立てていく連携プレーや作業の手際の良さなど、何とも鮮やかなプロの仕事に感動するものですよね。
そんな足場職人さんに差し入れをするとしたら、一体何が喜ばれるでしょうか?
差し入れ以上にまず一言が嬉しいもの
差し入れで何が嬉しいかと題しておきつつ、足場職人さんにとって一番嬉しいものは、やはり「いつもありがとうございます」と言ったような労いの言葉、お礼の一言です。
まずはその一言をかけてもらえるだけで喜んでもらえますよ。
ちょっとしたお褒めの言葉はもちろん、お手紙にしたりすると喜ばれ、互いに心に残るものです。
足場職人さんの中にはもらったお手紙を大切に保管されている方もいます。
スポーツドリンクかミネラルウォーターが鉄板
差し入れとしてまず真っ先に思い浮かぶ飲み物系ですが、加糖の缶コーヒーは外しましょう。
砂糖が含まれていると喉がすぐに乾いてしまい、作業の妨げになってしまうことがあります。
同様に炭酸系のドリンクも喉がすぐ乾きますし、午前中にもらってしまうと昼ご飯を食べる時に満腹で食べられなくなってしまいます。
スタミナが必要でもある職業なので、昼ご飯にきちんとエネルギーをとってもらうため、炭酸ドリンクは避けるのが無難です。
また、お茶もカフェインが含まれているおり、多く飲むとトイレが近くなるので避けましょう。
ではもっとも喜ばれる飲み物はな何でしょうか?
それはスポーツドリンクやミネラルウォーターです。
クーラーボックスの中にスポーツドリンクやミネラルウォーターを入れておくと良いでしょう。
おすすめはレモン味のミネラルウォーターです。
レモン味は後味がさっぱりで、ぬるくなっても美味しく飲めます。
逆にNGな差し入れは何か?
足場職人は差し入れの有り無しで手を入れたり抜いたりすることはもちろんありません。
しかし、いただいたらやる気は上がるかもしれませんね。
とはいえ、大手の下請け企業には、絶対に差し入れを受け取らない業者も存在します。
これはルールで決まっており、もし受け取ると最悪の場合元請けから仕事をもらえなくなることも。
差し入れを持っていき、断られた場合はそういった事情も配慮してあげてくださいね。
今時はあまりないのですが昔は足場職人に寸志(=お金)が配られることがありました。
リーダーの方に寸志を渡し「好きなものを買ってください」という形で差し入れをしていましたが、これは現代では遠慮される差し入れの方法でしょう。
寸志をもらっても恐縮してしまいますし、断るのも失礼な感じがしますので足場職人さんを困らせてしまうことに。
というわけで差し入れを選ぶ際、寸志はまず避けるのが無難です。
また、ご飯系の差し入れや、甘いもの系の差し入れもNGな場合が多いです。
食事は職人によって好みも異なりますし、甘いものに関しては飲み物の際にもご説明したように糖分やカフェインなど含まれていて職人の体調やコンディションを左右させてしまうため、あまり良くないとされています。
まとめ
足場職人が喜ぶ差し入れをまとめました。
職人によって好みも違いますし、コンディションを左右させるような差し入れもあるので配慮が必要です。
また、会社によっては、差し入れを一切受け取らないように教育されている会社もあります。
それでも何か感謝の気持ちを差し入れで伝えたいという方は、一言リーダーの方に断りを入れた上で、クーラーボックスにミネラルウォーターやスポーツドリンクを入れて差し入れるのがおすすめです。