「枠組足場材ってどんなもの?パイプで構成するものとどう違うの?」
「設置基準枠組み足場材とは何?おすすめの商品があれば知りたい!」
枠組足場についてはまだまだ分からないことだらけという方も少なくありませんよね。
枠組み足場材とは何?組み方はどうすればいい?
枠組足場材はパイプを門のような形に溶接してあり、枠のような形状なので枠組足場材と言います。
足場部材の名称としては建枠と言います。
枠組足場を設置する際に必要な専用部材をまとめて「枠組足場材」と呼びます。
組み方は、一段目は整地した地面に敷板・敷角を置き、そこに釘で固定したジャッキベースに建枠の脚パイプを差し込みます。
筋交いを建枠の外側と内側に取り付け、必要な幅まで建枠を固定部材で繋ぎながら枠の梁に当たる部分にフック付きの布板を乗せていき、建枠の柱に連結ピンを付けて上の段の建枠を差していく工程を繰り返して組みます。
一段ごとに手摺りを取り付けるのはもちろん、転落と工具の落下防止に幅木の設置は必須で、布板と次の布板の間隔が広い場合は隙間板を使用するなどの安全確保も大事です。
枠組足場の組み立て手順についてはこちらの記事にも詳しくまとめてありますので、ぜひご活用ください。
設置基準足場材とは?
設置基準足場材とは、厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署が定めた労働安全衛生規則により設置が義務付けられている足場材のことです。
足場の種類に応じて、下さん、中さん、手すり枠、幅木、メッシュシート、防網を設置義務とした基準は2021年から施行されます。
墜落事故・工具の落下事故を防ぐために必要性があると認定されれば今後も新たな設置基準足場材が追加されていくことが予想されますから、最新の設置基準を把握しておくようにしましょう。
枠組足場材のおすすめ商品はこれ!
枠組足場材のおすすめ商品はアルインコ社のものです。
日本の枠組足場材メーカーであるアルインコは足場資材のトップシェアを誇り、メーターサイズとインチサイズの両方を製造していますので足場の広さにぴったりな幅を選べます。
素材は通称どぶメッキと呼ばれる合金化されていない溶融亜鉛メッキと、ペンタイトと呼ばれる合金化された溶融亜鉛メッキの2種類があります。
おすすめはペンタイトメッキのシリーズです。
鋼材の表層部分を亜鉛メッキしただけのどぶメッキと違い、鋼材と亜鉛が合金化しているため自動車内外板の他にドアシャッター、サッシにも使われる耐水性、防錆性、耐食性に優れた素材ですから、風雨にさらされる屋外で使う足場素材として最適です。
光洋機材産業が製造している次世代式足場IQシステムの建枠は本来クサビ式用ですが、足場板、ジャッキベース他の枠組足場部材がそのまま使用できます。
枠内に出っ張りがない分広く使え、1900mmの階高で背が高い人も屈まずに通れて作業が楽になります。
また、標準装備されている先行手すりが1000mm以上と基準値より100mm高いため、現行のものよりも落下しにくい設計になって安全性が高い点もおすすめする理由です。
まとめ
枠組足場材について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
危険と隣り合わせの現場ですから、設置すべき足場材をきちんと取り付け、正しい組み立て方をした足場で、素材や使いやすさにも目を配って安全な作業環境を心がけてくださいね。