近年、外国人労働者は増加傾向にあります。
その背景には、日本の政府が外国人留学生のの日本国内での就職支援を強化するなど、外国人の人材の受け入れを促進しているためです。
足場工事や土木の現場で働く外国人労働者も増えてきており、多かれ少なかれ英語でコミュニケーションをとる機会も増えてくるでしょう。
まずは自分たちの職業である「鳶職」を英語でなんというのか、そこからスタートし、仕事で使う英語に慣れていってみませんか?
鳶職は英語でなんていうの?
実は鳶職は日本独特の職業の呼称であり、海外では高所作業する人に対して特別な表現は用いていません。
会社で働くサラリーマンも、工事現場で高所作業をする鳶職も同じ「woker」であり、これといって決まった語句はないようです。
一般的に以下の英単語が鳶職を表現するのに適していると言われていますので、ご紹介いたします。
- steeplejack(s)
- scaffold worker(s)
- Carpenters
- Construction workers
- Tradepersons
広義で建設現場の作業員を表す言葉は上記が代表的です。
ビルや建物の高い所で工事・メンテナンスをする人の事を主に「steeplejack」といいます。
steeple とはもともと「教会や煙突・時計台などの一番高い所」という意味を持ち、jack には「男、者」という意味があります。
scaffoldには、建築・建設現場などの足場という意味があり、鳶職はそこで働く人を意味するscaffold worker(s)と表現することもあります。
ジーニアス英和辞典にはこれらのほかに「spider-man」という表現もあるんだとか!
高所を飛び回るがごとく軽やかに作業をする鳶職をスパイダーマンに例えています。
ちょっとユーモアがありますね。
あわせて知りたい!現場で使える英語
鳶職を表現する英語がわかったところで、次はあわせて覚えておきたい現場で使える英語をご紹介いたします。
現場で簡単なコミュニケーションを取る場面は今後もあると思いますが、あまりに難しいと覚えきれませんので、シンプルで使う頻度の多いものを中心にご紹介いたします。
「◯◯さん、こんにちは。お会いできて嬉しいです」
Hi ◯◯, nice to meet you.
「私は鳶職です。あなたの担当はなんですか?」
I’m a steeplejack. What do you do here?
「調子はどうですか?」
How’s everything?
「あなたの靴、素敵ですね!」
I love your shoes!
「コーヒーでも飲みに行きましょう。」
Let’s get a coffee.
「ランチを食べに行きましょう。」
Let’s grab lunch.
「また明日!」
See you tomorrow!
現場に新しく外国人労働者の方が入った時やちょっとしたコミュニケーションに使えます。
日本語学校や職業訓練校などで勉強をしてきていると思いますので多少の日本語は外国人労働者の方もご存知かと思いますが、こちらから英語で挨拶やコミュニケーションを取ると、自分に配慮し寄り添ってくれていることが伝わるので、今後の信頼関係の構築が円滑になりますよ。
まとめ
今回は、鳶職を英語にするとなんというのか、合わせて覚えたい英語と一緒にご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?基本的に指示や仕事の説明は日本語で行うことと思いますが、ちょっとしたコミュニケーションを英語にすることで、外国人労働者の方とも打ち解けやすくなり、人間関係を円満に築くことができますよ。シンプルな挨拶文ばかりですので、ぜひ現場で使ってみてくださいね。