鳶職が独立する前に絶対に知っておくべき4つの知識

鳶職が独立する前に絶対に知っておくべき4つの知識

それではさっそく、鳶職が独立する前に絶対に知っておくべき4つの知識についてご紹介していきたいと思います。

意外とかかる開業資金！用意しておきたいお金は何がある？

建設業界では、ゼネコンや元請けからの支払いが遅れることも結構あります。
そのため、毎月支払う給料の2〜3ヶ月分を、従業員の人数分用意しておくべきです。

その他にも、足場材を持っていない場合は、購入かレンタルをする必要がありますし、足場材を購入する場合は保管・管理する場所も必要になります。
また、トラックも保有しておかなければ資材を運べません。

いざというときは日本政策金融公庫などから借金する手もありますが、万が一のことを考えると、開業資金には余裕を持たせておきたいところです。

保険への加入は必須！

「保険なんて入らなくていい」と思っている親方さんもいますが、絶対に入っておくべきです。

たとえば、現場で事故が起きてモノを壊してしまうと損賠賠償責任が発生しますが、保険に加入していなければ全て自腹で支払わなければなりません。

何もなければ保険代は無駄になってしまうのですが、そもそも保険とはそういうもの。
無駄になる可能性もあるから金額を安く設定し、たくさんの人から集めることで、少数の困った人たちを助けるわけです。
自分がその困った人の一人になる可能性も、十分に考えられます。

建設業向けの損害保険商品も色々と用意されていたりするので、自分に必要な保険を選び、いざというときに備えておきましょう。

開業届を出した方が税金面でお得になる場合も

開業届を出すと税金面でいろいろとお得になります。
なぜなら青色申告ができるようになるからです。
これにより、所得金額から65万円が控除されるようになります。
その他にも様々なメリットがあるので、開業届を出した方が得することが多いでしょう。

ただし、一人親方の場合は、開業届を出すと個人事業主の強い味方である「小規模企業共済」に加入することができなくなる点には注意が必要です。

自社サイトは持っておいた方がいい

昔ながらの営業方法で、直接営業したり、お客さんから紹介してもらって案件を獲得するパターンもありますが、今はインターネットで検索して、良さそうな会社に依頼するというパターンも多いです。

このように集客効果が期待できるため、自社サイトは持っておいた方がいいでしょう。
施工実績や事業内容などを記載しておけば、お客さんからしても信頼して頼みやすくなります。また、意外と電話番号を調べるのも手間だったりしますが、自社サイトがあればすぐにわかります。

サイト内のコンテンツを充実させ、検索上位に表示されるようになると、大きな集客効果も見込めるのもポイントです。
簡易的なサイトであれば10万円程度で作成可能なので、作っておくとよいでしょう。

まとめ

今回は「鳶職が独立する前に絶対に知っておくべき4つの知識」をご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
鳶職の親方として独立するためには、鳶職人としての専門知識以外にも多くの知識が求められますし、思っている以上に資金も必要です。
その都度学んでいくことで対処することも可能ですが、最低限、今回ご紹介した4つの知識は意識しておくと良いと思います！