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【足場材】単管パイプ足場の組み方や、規格、種類、価格など徹底解説

単管パイプ足場は単管パイプと呼ばれる直径48.6mmの鉄パイプとクランプやジョイントなどの周辺部材を組み合わせた足場です。

今回は、単管パイプ足場の組み方、規格、種類、価格について詳しく解説いたします。

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単管パイプ足場とは

単管パイプ足場とは、単管パイプと呼ばれる直径48.6mmの鉄パイプと、クランプを中心とした周辺部材を組み合わせた足場のこと。
比較的自由に組み立てることができる足場のため、くさび緊結式足場や枠組足場の設置が困難な狭い場所などで活躍しています。

単管パイプ足場に使用される部材は以下の通り。

単管パイプ

単管足場 種類

直径48.6mmの鉄パイプ。

クランプ

単管足場 種類

交差する単管パイプを繋いで固定する緊結具。

固定ベース

単管足場 種類

単管パイプを地面に固定する際に使用する土台。

単管ジョイント

単管足場 種類

単管パイプを直線上に繋いで固定する緊結具。

単管パイプ足場の組み方

続いて単管パイプ足場の組み方をご紹介いたします。

1.敷板・敷角を設置

足場が滑ったり沈んだりすることを防止するため、地面に敷板や敷角を設置します。

2.支柱を組み立てる

敷板や敷角の上に単管ベースを基準にして縦方向の単管パイプの支柱を垂直に組み立てます。
支柱と支柱を連結させるには根がらみを使用します。
(合板や木製足場板のように、長尺の敷板に釘止めした場合はそれで活動防止や沈下防止の効果を得られるとされていますので、敷板方向の根がらみは省略可能です。)

3.枠を組む

単管パイプ同士をクランプなどの緊結金具を使って枠を組みます。
枠組みの安定性を保つためクランプの締め付けトルクは標準値にし、なるべく均一に締めるようにしてください。
枠が組めたら足場板を渡して単管に固定します。

4.壁繋ぎで固定

単管を壁繋ぎを使って固定します。
筋交いを設置すると倒壊防止の効果がありますので、筋交いを枠外へ斜めに固定するようにして補強しましょう。

単管パイプ足場の組み方を動画でわかりやすく説明しているものがありましたので以下にリンクしておきます。
参考にしてみてくださいね。

単管足場の注意点

作業員が安全に作業するためには足場の安定性や耐久性を確保することが大切です。
単管足場を組み立てる際の注意点をご説明しますので必ずチェックしておきましょう。

□ 壁繋ぎが適切に取り付けられているか
□ 作業床は40センチ以上あるか、隙間は3センチ以下になっているか
□ 昇降設備が適切に設置されているか
□ 大筋交いがすべての建地と緊結しているか
□ 積載荷重表示はあるか
□ 安全帯を使用しているか
□ 積載物は1スパン400キログラム以下か
□ 単管足場の下部
□ 地盤の転圧はしているか
□ 敷板はあるか
□ 単管ベースは足場板に釘で固定しているか
□ 1段目の床は高さ2メートル以下になっているか
□ 足場の幅は1.5メートル以下になっているか
□ 根がらみパイプはあるか
□ 建地のスパンは1.85メートル以下になっているか
□ 組立・解体作業時
□ 作業主任者や作業指揮者は任命されているか
□ 作業主任者の表示はあるか
□ 監視人や合図者は任命されているか
□ また看板は設置されているか
□ 親綱を設置し、支柱の間隔は10メートル以下になっているか
□ 作業員は安全帯を使用しているか
□ 上下作業になっていないか
□ 単管ベースはしっかり釘止めされているか
□ 足場板が固定されているか
□ 立ち入り禁止のバリケードやロープ、看板などは設置されているか

単管パイプ足場の規格

単管パイプ足場は1.0m、1.5m、2.0m、2.5m、3.0m、4.0mと種類があります。

設置については以下の通り、労働安全衛生規則によって規定されています。

■労働安全衛生規制 第571条

一 建地の間隔は、けた行方向を一・八五メートル以下、はり間方向は一・五メートル以下とすること。

二 地上第一の布は、二メートル以下の位置に設けること。

三 建地の最高部から測つて三十一メートルを超える部分の建地は、鋼管を二本組とすること。
ただし、建地の下端に作用する設計荷重(足場の重量に相当する荷重に、作業床の最大積載荷重を加えた荷重をいう。)が当該建地の最大使用荷重(当該建地の破壊に至る荷重の二分の一以下の荷重をいう。)を超えないときは、この限りでない。

四 建地間の積載荷重は、四百キログラムを限度とすること。

単管パイプ足場の種類

単管足場は以下のように3種類に分けられます。

一側足場

地面と垂直方向に単管パイプを1本立て、垂直方向の単管パイプを挟むように2本の単管パイプを地面と並行方向に設置し、作業床を作る足場。

狭い場所でも設置することが出来るというメリットがある一方、安定性に欠けるというデメリットもあります。

ブラケット一側足場

一側足場にブラケットを取り付け、その上に踏板を渡した足場。
単管パイプで丸みのある作業床の一側足場に比べて作業床の安定性が確保できます。

二側足場

地面と垂直方向に単管パイプを2本立てその2本に水平方向に単管パイプを渡し、渡した単管パイプの上に踏板を渡して作業床を作る足場。
一側足場よりもスペースを使う分安定性があり、より高く足場を組むことが可能です。

単管パイプ足場の価格

最後に単管パイプ足場に必要な部材の価格をご紹介いたします。
(参考サイト:モノタロウ、コメリ)

  • 単管パイプ:500〜1,500円前後(長さによって異なる)
  • クランプ:300円前後
  • 固定ベース:500円前後
  • 単管ジョイント:500円前後

購入先によって価格は前後しますが、おおよそこの辺りが相場のようです。

まとめ

今回は、単管パイプ足場の組み方、規格、種類、価格などを詳しく解説いたしました。
いかがでしたでしょうか?この記事を見れば単管パイプ足場に関するさまざまな知識や覚えておくポイントをご理解いただけることと思いますので、ぜひご活用ください。

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