職長は現場において作業者を直接指導または監督し、指揮・命令する人を指します。
建設業などにおいて新たに職長の職務に就く人へ職長教育を実施することが義務付けられています。
作業をスムーズに進めるためにも、作業者の安全を守るためにも、職長が責任を持って職長教育について学んでおくことが重要です。
職長教育受講後レポートの書き方のコツ
現場において作業員を直接指導・監督する人のことを職長と言います。
新たに選任する職長に対しては、職長教育を12時間実施することが労働安全衛生法で義務付けられています。
職長は現場の安全衛生管理をはじめ、品質管理、工程管理、原価管理、環境管理や事故・災害防止の取り組みなどを担います。
職長教育では以下のような内容を受講します。
- 作業方法の決定および労働者の配置に関すること(2時間)
- 労働者に対する指導および教育方法、監督および指導方法に関すること(2.5時間)
- 危険性または有害性等の調査およびその結果に基づき講ずる措置、設備・作業等の具体的な改善方法(4時間)
- 異常時、火災発生時等における措置に関すること(1.5時間)
- その他現場監督者として行うべき労働災害防止活動に関すること(2時間)
職長教育の受講後にレポートを提出するように会社から言われることがあると思いますが、「どのように書いていいかわからない」という方も多いと思います。
そう言った方に向けて受講後のレポートの作成のコツを解説します。
ぜひ本記事を参考にレポートを作成してみてくださいね。
職長教育の受講後レポートの作成のコツ
①簡潔な文章を意識する
②強調したい点は箇条書きを活用する
③実施内容と感想が混在しないように注意する
上記の3点を意識しながらレポートをまとめると、わかりやすく評価されるレポートに仕上がることと思います。
内容面において大切なことは、自分の視点で感じたことを率直に記すことです。
無理して背伸びをした文章を書こうとすると行き詰まってしまいますので、職長教育を受けて知った新たな知見や、安全のために留意したいと感じたこと、現状と比較して今後どうしたら良いかなど、等身大の感想を書くことで筆が進みやすくなることと思います。
記入例についてはこちらの記事にテンプレートを用いてより詳しくまとめてありますので、ぜひこちらもご一読くださいね。
まとめ
今回は、職長教育の受講後レポートの書き方のコツについて解説いたしました。
いかがでしたでしょうか。
職長教育は現場の安全を管理する職長が必ず受けなければいけない講習です。
責任を持って職務に従事するためにも、職長教育に真剣に取り組むのはもちろんのこと、受講後のレポートできちんとアウトプットできるようメモなどにも残しておくといいでしょう。
書き方のコツを参考に、ぜひ受講後レポートに取り組んでみてくださいね。