職長安全衛生責任者教育(職長教育)は2日間のカリキュラムを受講した後にレポートの提出を求められる場合がほとんどです。
「何から書き始めたらいいかわからない」「文章を書くのは苦手」という人も多いのではないでしょうか。
実はレポートは構成や注目すべきポイントを押さえればそれほど難しいものではありません。
職長安全衛生責任者教育(職長教育)のレポートの書き方は?
文書としてレポートを提出する場合、
- 開催日時
- 主催者(主催団体)
- 場所
- 講師
- 研修の内容
- 所感(感想)
といった必須事項を記載します。
当日の職長安全衛生責任者教育(職長教育)に参加していない人にもどのような内容であったかが一目でわかるようなレポートを作成するよう心がけましょう。
記入用紙が用意されている場合は記入用紙に従って作成しましょう。
記入用紙が特に用意されていない場合は、A4用紙に下記のような構成で作成すると良いでしょう。
2020年7月27日
〇〇 殿
〇〇担当 △△△△
職長安全衛生責任者教育のレポート
下記の通り職長安全衛生責任者教育を受講しましたのでご報告します。
記
1、開催日時 2020年7月27日
2、主 催 者 〇〇〇〇技能協会
3、場 所 〇〇〇〇技術技能センター
4、講 師 〇〇 〇〇(複数名いる場合は全員の名前を記入)
5、研修内容 1___________________________________について
2___________________________________について
3___________________________________について6、所 感
以上
所感は箇条書きではなく文章で述べます。
所感の書き方については記事の後半で具体例をご紹介します。
職長安全衛生責任者教育(職長教育)レポート作成の3つのコツ
職長安全衛生責任者教育(職長教育)は、2日間に渡って安全監理などの専門的知識を学びます。
講義を受けている際に、自分自身が気になったことや、今後職長として現場を監督する際に大事にすべきだと感じたポイントがあると思いますので、それらを文章にしていきます。
職長教育のレポート作成のコツ1:資料に頼らず自分自身の気づきを書く
受講時に配布された資料を丸写しするのはレポートではありません。
自分が実際に感じたことを文章にすることを心がけましょう。
職長教育のレポート作成のコツ2:説明ばかりしない
受講した場所の説明や、講師の方の略歴、講義と直接関係のない内容などは、できる限り書かないようにしましょう。
書き出しに迷ってしまうと、講義の内容についてあらすじを説明するだけになってしまいがちです。
職長教育のレポート作成のコツ3:具体的に書く
講義内容は多岐に渡りますが、受講してきた講義のなかで何を感じたのか、より具体的に書きましょう。
「3つの注意すべき点を学べて良かった。」など抽象的な表現ではなく、
「〇〇についての講義を受け、〜、〜、〜という3つの注意すべき点を知ることができた。
今後職長として現場を監理する際にしっかりと確認していきたい。」
といった具体的な文章にすることを目指しましょう。
所感文例
・職務の権限と責任と義務については範囲が広かったため理解するのに苦労したが、もう一度復習して現場では正しく実践したい。
・死亡事故の件数から、しっかりと責任をもって職務にあたらなければならないと感じた。
・万が一事故が起きた場合の対処法については、今後知識を増やしていかなければならないと思った。
・リスクアセスメントの回避方法について、これまで考えていた範囲が狭かったことを思い知らされた。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
普段なかなか文章を書かない場合でも、仕事であれば避けては通れません。
説明よりも自分が心で感じたことを中心に、文章を作成していきましょう。
「何から書き始めたら良いかわからない」「文章を書くのが苦手」という方の参考になれば幸いです。