建設現場で作業員の安全を守るためや作業効率をアップするために必要不可欠な足場。
足場に使われる足場板は近年廃棄されるのではなく中古足場板として市場に再流通しています。
中古足場板ならではの風合いが若年層を中心に人気を集めており、足場板を使って家具などをDIY製作する方が増えています。
【材料】本棚をDIY製作するために必要な足場板や材料は?
それではまず足場板で本棚をDIY製作するために使う工具や材料を見ていきましょう。
使用するもの
- 定規
- 鉛筆
- 電動ドライバー&ドライバー
- ドリルビット(ねじの下穴をあけるために使うドリル状の金具です)
- 紙やすり(木材の切り口や表面をならしたいときに使います)
- 木工用接着剤
材料
- 木材(側面用)長さ約1000mm×幅180mm×厚さ20mm 2枚
- 木材(棚板用)長さ約600mm×幅180mm×厚さ20mm 4枚
- スリムビス 35mm 24本
上記のサイズの足場板を使って本棚を作っていきます。
適当なサイズの足場板がない場合はワンバイ材、ツーバイ材と呼ばれる木材で代用してもOKです。
ワンバイ材、ツーバイ材は住宅用に規格化された木材のことで、建築物にも使われる構造材なので丈夫なうえに、表面が研磨されているのでなめらかなのが特徴です。
ねじ打ちや塗装などの加工がしやすく、近年DIYの材料として注目を集めています。
ホームセンターや通販サイトなどで手軽に入手することができます。
今回は足場板を使用して本棚を作りますが、作る手順はワンバイ材、ツーバイ材の場合もほぼ同じなので参考にしてみてくださいね。
【作り方】足場板を使って本棚をDIY製作する方法
それではさっそく足場板を使って本棚をDIY製作していきましょう。
仕上がりサイズは高さ約1メートル×幅約60cm×奥行き18㎝です。
(画像参照元:http://gokigencafef.blog.fc2.com/blog-date-20150220.html )
1.棚板を取り付ける位置にマークする
まずは棚板を取り付けたい位置を決め、側面用の板2枚のねじを打つ位置に印をつけていきます。
そして印をつけた位置に下穴をあけていきます。
板の外側からドリルで下穴をあけます。
打ち込むねじより少し短めになるようにあけましょう。
下穴をあけたらねじを仮留めしておきます。
2.棚板を固定する
棚板と側面用板をねじで固定します。
板がずれないようしっかりとおさえながら打ち込むようにしてください。
横に寝かせて作業すると正面から見た時板がきれいに揃った形で仕上げることができます。
横からねじを打つとき滑りやすいと感じる場合は下にベニヤなどの端材などをかませるとしっかり力が入りますよ。
3.完成!
たった3ステップで本棚の完成です!
DIY初心者の方でも本棚は構造が単純で作りやすいのでオススメです。
今回は足場板そのものの質感や色味を重視したいため塗装をしていませんが、色を塗りたい場合は材料の段階で塗るようにしてください。
組み立ててから塗装すると裏側や棚板がうまく塗れずムラになってしまうので、板の状態の時に塗装しておきましょう。
BRIWAXなどで光沢だけを出して仕上げるのもいいですね。
塗装のコツについてはこちらの記事に詳しくまとめてありますのでぜひ参考にしてみてください。
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足場板を塗装するコツについて解説!上手に塗装するには?
まとめ
今回は足場板を使って本棚をDIY製作する方法を詳しく解説いたしました。
近年注目を集めている足場板を使ったDIY。
古材をリサイクルして家具に生まれ変わらせるため地球にも優しいですし、足場板の独特の風合いや色味、質感などがアンティークっぽくお部屋をおしゃれに演出してくれるのも魅力的です。
DIY初心者の方でも本棚などシェルフは比較的単純な構造であるため作りやすいです。
ぜひ足場板を使ったDIY製作にチャレンジしてみてくださいね。