足場を架ける建物は、いつも地盤の安定しているものとは限りません。そうした安定していない地面に足場を組み立てるには、一番下の板の表面積を大きくする必要があります。その際に利用されるのが足場の敷板というものです。
足場の敷板って何?どんな役割があるの?
足場の敷板とは、足場の沈みを止めるためにジャッキの下に敷く板のことをいいます。
幅約30cm、長さは約3.6ⅿ(2スパン分)ほどのサイズです。
敷板を敷かずに重機で走行すると土がボコボコになってしまい、軟弱地の場合は自動車が動けなくなったり、重機が倒れたりする可能性があります。
そういったトラブルを防止するため、安全のために敷板を使用します。
足場の敷板の釘打ちの方法は?
上層の足場全体が支配されてしまうので、ベースの組立ては一番重要となります。
足場を設置する地面に対して不等沈下が生じない準備が必要で、地面を平坦に整地して敷板・敷角を並べます。
ジャッキベースを敷板の上に置き、根がらみを取り付け、ジャッキベースは敷板に釘止めをして完全に固定します。
根がらみは釘打ちをした場合には省略することができます。
ジャッキベースに建枠の脚注を差し込み、各建枠が水平になるように調整ナットで所定の高さに合わせます。
足場の敷板のオススメ購入サイトはこちら!
杉足場板などの足場板は、引退後に敷板として使用されるようになります。
ものづくりをしているメーカーとしては材料の有効活用は当然のこと。そうしたことから足場リサイクルで古材を販売するお店ができました。
いくつかオススメの購入先をご紹介します。
WOODPRO杉足場板専門店
2000年ごろからネットショップ「WOODPRO」で足場板の発売が始まりました。当初は35mmの傷だらけの材料を改善し、なんとか再び世に出そうとしていましたが残念ながらお客さんのもとには届きませんでした。
コストパフォーマンスもよく、自信作だったそうです。
2004年、販売から4年後、杉足場板で作った家具を発売し始め、素材としての可能性を提案するお店として活躍を始めました。足場文化を広めるために「杉足場板の伝道師」として今日も活動している会社です。
店舗向けの内装用材を中心に、全国のお客様に素材として提供を始め、とても硬派なショップだと人気です。
扱っている足場板もオススメです。
GALLUP/ギャラップ
1992年のオープン以来、素材・質感・風合いにこだわり、ユニークな商品を世界中から集めて販売しているこちらのお店。
取り扱い商品は、古材、建材、塗料、金物、家具、雑貨などです。
東京都の中目黒と、神奈川県の厚木にショールームがあります。
ショールームでは、ギャラップ取り扱い商品の展示・販売を行っています。
Woodyan
Woodyan(ウッドヤン)は木材の中でも古材に属し、なおかつ仮設資材という科の中でアンティークに属するものを中心に取り扱いをしている物凄くニッチな事業を行っています。
昨今建物自体はコンクリートのRC造などが増加してますが、内装に木材を使用するケースが頻繁にあり、そういったところでの需要が大きいそう。
雑貨や洋服を取り扱う店舗、カフェや居酒屋といった店舗などの設計に使われることが多いようです。
これらに共通する事は、ターゲットとなるお客様にリラックスした気持ちで利用して欲しいという、長時間滞在することをテーマに設計する場所であるということですね。おすすめです。
まとめ
足場の敷板は、古い杉足場板などが再利用に使われることが多いです。
足場を設置する地面に対して整地したあとに、ジャッキベースを敷板の上に置き、根がらみを取り付け、ジャッキベースは敷板に釘止めをして完全に固定します。こうすることによって、足場の沈み止めを防止することができます。
いくつかお勧めのお店をご紹介したのでぜひ参考にしてみてくださいね。