足場材などの荷物を積んだり、クレーンで積載物を持ち上げられて便利なユニック車。
レンタルだと返却の手間やレンタル料、延滞料金などが発生してしまいますから、自社でユニック車の保有を検討されている方もいらっしゃると思います。
ユニック車の価格相場は一体いくらなのでしょうか?
足場材を運ぶ「ユニック車」とは?
ユニック車とは、荷物を載せるトラックに小型のクレーンが装備として積載されている車両のことです。
正式名称はトラッククレーンと言います。
ではなぜ「ユニック」という名前が付いたのか疑問に思われるかもしれませんが、実はトラッククレーンを販売している主な会社が古河ユニック株式会社であり、そこからユニック車という呼び名に繋がっています。
良く混同されるものにクレーン車がありますが、ユニック車にクレーンの操縦席がないのに対し、クレーン車は車の運転席とは別にクレーンの操縦席が設けられています。
クレーン車の方が扱える重量も大きいため、基本的にはクレーン車の種類の一つにユニック車があると解釈するのが良いでしょう。
足場材を運ぶユニック車の価格相場は?
前提として、ユニック車は大きく分けて小型・中型・大型の3種類があります。
厳密な分け方がある訳ではありませんが、トラックの扱いに長けている「トラック流通センター」を参考にすると以下の表のようなイメージです。
分類 | 積載 | 新車の相場価格 | 中古車の相場価格 |
小型 | 2t以上4t未満 | 700万円以上 | 150万円〜 |
中型 | 4t以上8t未満 | 800万円以上 | 250万円〜 |
大型 | 8t〜12t(中には15tもある) | 1,000万円以上 | 300万円〜 |
余分なオプションなしを想定すると、小型ユニック車の新車価格は相場が700万円、中型だと800万円以上でした。
中古車だと状態にもよりますが、小型が安いものだと150万円以上、中型は250万円以上が多い印象です。
また、大型のユニック車に関しては新車価格の相場が1,000万円以上することも珍しくありません。
ただ、中古になると大きく価格が下がる場合もあるようで、300万円で販売されているものも確認できました。
こうして価格だけ比較してみると圧倒的に中古の方が有利にも感じます。
ただ、いくら安くても肝心なクレーンの動作がぎこちなかったり、心臓部であるエンジンなどに不具合があれば高級なガラクタになりかねません。
決して安くない買い物ですので、必ず現物の動作確認をし、状態に納得した上で購入するようにしましょう。
ユニック車を購入できる場所
ユニック車を購入できる場所は大きく分けて、大手中古車販売会社とトラック専門の中古車販売会社の2つがあります。
大手中古車販売会社だと、ガリバー、グーネットなどがあります。
取り扱いは小型ユニック車(2t〜4t程度)がほとんどで、中型や大型の取り扱いはほとんどないです。
トラック専門の中古車販売会社には、トラック流通センター、トラックバンク、トラック王国などがあります。
こちらは小型から大型までさまざまなトラックが販売されていますので、まずはトラック専門の中古車販売会社からご希望のユニック車を探してみると良いでしょう。
まとめ
今回は足場材を運ぶユニック車の価格相場についてご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。
ユニック車には小型・中型・大型の3種類があり、それぞれの新車の相場価格は小型が700万円〜、中型が800万円〜、大型が1,000万円〜が目安。
購入場所は在庫や取り扱うユニック車の種類が多いトラック専門の中古車販売会社がオススメです。