何かとお金が必要になる老後。
よく2000万円問題といわれますよね。
必要な老後資金はライフスタイルによってまちまちですが、鳶職人は他の業界よりも待遇が悪いケースも少なくないようです。
老後についてしっかりと準備しておかなければ、いざ仕事を引退したあとに非常に困ることになるかもしれません。
そうならない為には、一体どんな準備をしておけばいいのでしょうか?
鳶職人の老後の生活はどうなる?リアルな現状を解説
老後に対する不安は鳶職人やその家族に限ったことではありません。
しかし、鳶職人は他の業界の会社員と比べても老後に苦労する割合が多いように感じます。
彼らは一体どんなことに悩まされているのでしょうか?
老後の資金が足りない
鳶職は全職業の平均よりも年収の水準が低いです。
その上、会社によってはボーナスも、社会保険も、厚生年金も、退職金制度もないといった具合に、福利厚生は無いに等しいケースもあります。
つまり、意識してお金を積み立てていかない限りは、老後を迎えたときに全くお金がないということになりかねないのです。
歳を重ねて現場で働き続けるのは難しい
鳶職の仕事は過酷な肉体労働である以上、歳を重ねるごとに辛くなります。
40〜50代にもなると、若い時のように体は動いてくれません。
親方であれば、現場は子方に任せるという働き方にシフトしていけますが、従業員のままだと歳を重ねても現場で働き続けるには限界があります。
他の職業であれば定年まで働き続けることで必要な老後資金を抑えられますが、鳶職人として現場に出続ける働き方ではそれも難しいです。
どんな準備をするといいのか?
老後生活に対する不安の根っこにあるのは、将来の「お金」に対する心配です。
お金の不安をなくすためには、少しずつでも良いので、今から収入の一部を貯金・投資に回すことです。
いくら稼いだとしても、その分使っていたら老後資金は一向に貯まりません。
仮に平均年収しか稼げなくても、収入の一部をコツコツ積み立てていけば老後に必要な資金は十分に確保できます。
若い頃は苦労するかもしれませんが、たまには贅沢も楽しみつつ、収入に見合った暮らしを心がけましょう。
そうすればお金を貯めつつ、充実した日々を送りながら老後に備えることは可能です。
年収をアップさせるためにできること
とはいえ手取りが少なければ日々の生活に精一杯で、貯める余裕はなかなか生まれませんよね。
年収をアップさせるためにできることは主に以下の3つがあります。
- 資格を取得したり、スキルを磨く
- 今より条件の良い会社に転職する
- 親方になる
まずはスキルを身につけましょう。
そして市場価値を高めた後は、いくら稼ぎたいかにもよりますが、自分を最大限評価してくれる会社に移るか、親方になるかの選択になります。
ただ、もし年収500〜600万円以上を稼ぎたい、且つ長く働き続けたいならば、親方一択だと思います!
まとめ
今回は「鳶職のリアルな老後の生活」についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
鳶職人は他の業界よりも賃金水準が低く、老後に苦労する人も多く感じます。
しかし、若い頃から少しずつ積み立てていけば、老後に必要な資金を用意することはできます。
暮らしを安定させるためにも年収をアップさせ、コツコツと積み立てることで老後の不安を少しずつ解消していきましょう。