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足場材のトラックへの積み方は?締め込みのコツを紹介

車を運転していると走行しているだけでも常に揺れているのを感じますね。それは貨物も揺れているという事で、段差やカーブ時の具合によっては震度4から震度7強ほどにもなるのです。
この大きな揺れにも崩れない積み方、固定方法をしておらず貨物が落下して事故を引き起こすという事例は報道でよく目にする通りです。

そこで今回は、足場材のトラックへの積み方や締め込みのコツについて詳しくご紹介いたします。運搬中の安全に大きく関わるところなので要チェックです。

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足場材のトラックへの積み方は?

まず足場材のまとめ方を確認しましょう。荷崩れ防止の第一歩となります。

鳥居型枠材の場合凹凸無くまとめるには、平面になるよう2枚を交互に置き次は逆向きに2枚を重ねる、というのを繰り返し、横から見て隙間なく積み上げられていたら4辺の中央を固く括ります。
はしご型は同じ向きに重ね、鳥居形と同じように4辺の中央を括って下さい。
隙間があるとグラグラして荷崩れの原因になりますので要注意です。

板状のもの、円形・方形にかかわらず棒状のものは長さ・厚み・形状・素材・重量の同じものに仕分けして括っていきます。
鋼製布板・足場板は1枚めを裏返しにして接地面積を広くし、荷台の床との摩擦を大きくすると横滑りしにくくなります。

積み方のコツは上下左右に掛かる重量を同じにすることと、重心を車体全体ではなく荷台の中央にくるよう調整することです。

長尺の足場材を載せる場合、車の天井を超えるものを中心に載せ荷台を超えるものを左右に配置して重量が偏らないようにすれば車体が安定します。
天井より長く突き出るものは、車の鳥居部分への固定も忘れないようにして下さい。

トラックの荷台よりも短いあるいは幅が狭いものだけを載せる場合は荷台の中央に載せる方が良いのですが、前後に滑らないように板などで隙間を埋めておいた方がいいでしょう。

足場材をトラックに積む際の締め込みのコツ!

ロープ選びも強固な締め込みを実現するコツの一つです。

建設現場用品の店ではトラック荷締めに最適なロープとして、強度・耐候性・滑りにくさ・扱いやすさの観点からクレモナロープを勧めていますが、類似品の販売が横行しているようですので信頼できる業者から購入しましょう。

トラックへの固定作業で代表的な結び方は南京結び・輸送結び・もやい結びの3種類です。

南京結びは大きな荷物を振動があっても緩まず荷台に固定して置ける結び方ですが、反対側のフックの位置と水平にして強めに締めつけておかないと緩む恐れがあります。
水平になっているか誰かに見ていてもらうと確実です。上の方で結ぶときつく締められます。

複数を一度に固定するには輸送結びが最適です。
体重を掛けてロープを引くと滑車で引き上げる要領で強く締まっていきます。
一人が荷の上でロープを調整すれば緩みを確認しつつ、もっと強力に締められるので2人での作業がおすすめです。

もやい結びは1人でできる上に途中で簡単に増し締めをできますから長時間の運搬に向いていますが、解きやすい点が長所でもあり短所でもありますから注意が必要です。

どれも固定力に優れた結び方ですが、荷物に掛かる力が大きいので機材を傷めないように当て木や毛布を挟んでおくといいですね。
結んだ後は荷物を押してロープの張り具合を確認する癖をつけておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。手間がかかっても崩れないように積む前の一手間を惜しまず、締め込みは一人の目より二人の目で安全確認をするのが搬送中の事故を無くすコツです。慣れたと感じる頃が最も危険ですから、初心を忘れず慎重に作業をして下さいね。

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