厳しい環境の中でも、夏には暑さに耐えながら、冬は寒い風にたえながらも懸命に重労働をする足場職人の頑張りに感動して、お茶出しなどをしたいと考えるものです。
夏の暑い日には冷たいお茶、冬の寒い日には温かいコーヒー等、思わず応援したいものです。
お茶出しは中身よりまず気持ちが大事!
お茶出しで何を出したらいいか、差し入れをしたらいいかに気をもむ必要は結論から言うとありません。
現在は差し入れを受け取ることができない業者も数多く存在しますし、断ることができず困らせてしまうことになるなど、良し悪しはあります。
まずはお茶だしや差し入れを持っていって断られた場合には、そういった背景があるということを覚えておくようにしてください。
さて、お茶出しに関しては、朝、クーラーボックスに飲み物を入れておく、もしくは季節によりポットと急須をセットでおいておき、おせんべい(もしくは甘い和菓子など)を少しでいいので添えておく、という形が一番ベストです。
ただし、職人によっては喉が乾くのでお菓子は食べない人もいますので、知っておいてくださいね。
また、置いておくのは朝一がよいです。
「お茶と差し入れを置いておきましたので、よろしければ召し上がってください」と一言、その場にいる職人に声を掛けてあげるといいですよ。
朝から置いてあると、そのあとそれぞれが好きなタイミングで飲むことができますし、ドリンクを買い足す必要があるかどうかの判断基準にもなるからです。
朝都合が悪ければ昼でも誰かに声をかけて置いておけば、そのあとの休憩時間に飲んでもらえたりします。
休憩時間に合わせて出そうとすると持っていく方も大変ですし、職人自体もその日の作業によっては休憩時間をずらさなくてはならないときもありますので、時間はあまり気にしないでOKです。
時間は気にしなくて良いのですが、ごちそうさまでした!とわざわざ挨拶させてしまうと互いにわずらわしいものがありますので、声をかけて置いていき、その場を去るのが一番の心遣いでしょう。
お茶出しする飲み物やお菓子の好みは、現場担当が一人や二人の時であればきいて要望に沿うのも良いですが、それ以上の人数がいる現場ならばあまり気にしないようにしましょう。
全員の好みに合うお茶出しをすることの方が正直難しいですよね。
コーヒーカップや湯のみ等でお茶を出すと飲み終わりのカップを都度お返しするか、割れたりしないように注意しておかないといけないので、缶や紙コップで出すほうが良いでしょう。
足場職人さんが喜んでくれるお茶出しのしかた
お茶出しをしないのが普通という現場も多く存在しますし、今時は「当社はお茶出し不要です!」と掲げているところもあるくらいなので、必ずしもしなければいけないことではありません。
しかしどうしても職人さんを喜ばせたい!という方に、親切なお茶出しの流れをご紹介します。
お茶またはスポーツドリンクなど250mlのミニサイズの物を箱買いしておき、クーラーボックス等に入れておく。
夏場であれば品質への影響も考慮し、氷も一緒に入れておくと良いでしょう。
大容量のペットボトルしかないときは割れる容器を避けて、紙コップを一緒に置いておきましょう。
そして職人さんと顔を合わせた際に「良かったらどうぞ」と声をかけましょう。
そして飲んだり食べたりする前にその場を離れましょう。
現場に残ると、差し入れごちそうさまでした、ありがとうございますと職人の方は律儀に挨拶に来てくれると思うので、作業の邪魔にならないように差し入れを置いたらすぐ帰るのが思いやりです。
また、お茶と一緒に出すお菓子は品質への影響を考え、溶けたり腐ったりしないものを選びましょう。
袋に包まれたものが衛生上良いです。
まとめ
足場職人へのお茶出しはできない時はあまり気にしないでください。労いの言葉があるだけで十分嬉しいものです。
お茶出しをする時は、なるべく職人の都合も配慮してあげると喜ばれます。
もっともよい方法はクーラーボックスに小さなサイズの飲み物をいれておくということです。朝「よかったらどうぞ」と声をかけるくらいで十分です。飲む飲まない、食べる食べないは職人によって異なりますから、お茶出しをしたら現場を離れてあげることが一番の配慮といえます。