鳶職(とびしょく)とは、建設現場で鉄骨や足場の組立て、解体作業などの高所作業を行う職人のこと。
高所での作業が主となるため、バランス感覚や体力、そして何よりも安全に作業するための知識や技術が非常に重要とされる職業です。
彼らの技術があってこそ、私たちの住むビルや家、橋などのインフラが支えられています。
しかし、その労働環境や収入については、一般的にあまり知られていないのが現状です。
鳶職(とびしょく)の年収はいくら?
鳶職人の初任給は15万円~21万円程度で、その後の一般的な平均月給は31万900円です。
鳶職人の勤務時間は、午前8時から午後5時までが一般的。
日没後の作業は事故のリスクが高くなるため、基本的に残業はありません。
鳶職の年収は、経験やスキル、取得している資格や勤務地などによって大きく異なりますが、平均年収は約400万円とされています。
新人の場合は平均より低い年収となる場合が多いですが、スキルや経験を積み重ねることで徐々に収入は上がっていきます。
また、大都市圏や大型プロジェクトが多い地域では、それに比例して年収も高くなる傾向にあります。
経験年数が増えて資格などを取得すればより多くの収入を得ることが可能で、年収600万円前後を目指せる職業です。
鳶職には学歴は必要ありませんし、まったくの未経験でも見習いとして働き始められます。
経験を積むことで稼げる一流の職人を目指すことができるので、夢のある職業と言えるでしょう。
鳶職に年末年始の休暇はあるの?
鳶職の休日は一般的に日曜日と祝日です。
雨や台風など悪天候の日には安全面から急遽休みとなる場合が多いです。
ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの長期休暇は工事のスケジュールが詰まっている場合を除いて基本的に休みです。
高所での作業は危険を伴いますが、労働環境は割と一般的で、長時間労働や大型連休返上といったことはあまりないようです。
まとめ
今回はあまり広く知られていない鳶職人の年収や、休暇などについてご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。
鳶職の年収は、経験やスキル、勤務地、取得している資格などによって大きく変動しますが、平均年収は約400万円と言われています。
また、年末年始は、工事のスケジュールが立て込んでいない限り休みとなることが多いです。
高所作業に危険は伴いますが、労働環境としては一般的であり、ゴールデンウィークや年末年始の休暇も取れます。
学歴がなく未経験から始めても経験を積むことで年収600万円前後という高い年収も目指せるので、魅力的な職業と言えるでしょう。