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鳶職は中卒の女性でもなることができる?

中卒で鳶職になることはそれほど珍しいことではありませんが、それが女性だとどうでしょう?
鳶職、もとい建設業の仕事は長年、男の仕事だと思われてきました。
最近になって女性の建設作業員も活躍するようになり、徐々にではありますが受け入れられる方向へと向かっています。
しかし、仮にそうだとしても、女性が中学校を卒業してすぐに鳶職になるという話はあまり聞いたことがありません。
実際のところ、中卒の女性でも鳶職を目指せるのでしょうか?

そこで今回は「鳶職は中卒の女性でもなることができるのか?」についてご紹介いたします。

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鳶職は中卒の女性でもなることができる?

中卒の女性でも鳶職になることは出来ます!
大手求人サイトで「鳶職+女性+中卒」と検索したところ、全国で20件の求人が表示されました。
(Indeedでこの条件を検索すると878件表示されましたが、そのうち約860件ほどは鳶職に関係ない求人が混ざっています。検索するときは注意してください。)

ジェンダーレス化が進む中で20件ですから、まだまだ鳶職の世界において女性の鳶職人を受け入れる体制はあまり整っていないのかもしれません。
現状だと、中卒の女性が鳶職人になるのは少々難しそうです。

しかし、ここで諦めるのはまだ早いです。
求人が出ていなくても、会社に直接電話して「採用して欲しい」と言えば、雇ってもらえる可能性があるからです。
もちろん断られることもあるかもしれませんが、雇ってくれる会社は必ずあります。
むしろ「女の子で鳶職なんてすごいね!」と歓迎してくれることでしょう。
雇い入れてくれる親方を見つけられれば、晴れて鳶職として働き始めることができます。

鳶職になる前に知っておくべきこと

中卒だろうが、女性だろうが、学歴や性別に関係なく鳶職として働くことは出来ます。
働けるのですが、単なる憧れでつとまるほど簡単な仕事ではないのも事実です。
水を差すようで申し訳ない気持ちもありますが、鳶職になるのはどういうことなのか?ということは事前に知っておくべきでしょう。

ここからは、鳶職になる前に知っておくべきことについてお伝えしていきます。

18歳を超えるまでは高所作業ができない

18歳未満の鳶職人は「5m以上の場所で作業してはいけない」または「足場の組立・解体作業をしてはいけない」などの制限が、労働基準法によって定められています。
では、18歳未満の鳶職人は何をするのかというと、主に「地走り」という仕事をすることになります。
地走りとは、地上でひたすら資材の積み下ろしをしたり、指示された場所に資材を運んだりすることです。
地味な作業ではありますが、ただ資材を運んだりするだけでも、最初のうちは筋肉痛で体が動かないなんてことがよくあります。

18歳未満は親の許可が必要

中卒で鳶職として働くには、男女関係なく親の許可が必要になります。
既に親から理解を得られていればいいですが、まだの場合は反対されることも覚悟しておきましょう。
大切な我が子を、常に危険と隣り合わせの仕事に行かせるには、親にも覚悟が要りますからね。
話し合いをする前に「なぜ鳶職として働きたいのか」や「なぜ鳶職でないとダメなのか」などは、話せるように準備しておくと良いと思います。

体力や筋力が人一倍ないと厳しい

鳶職は力仕事が多いですから、体力や筋力が人一倍なければ間に合いません。
「これだから女は」と言われないためには、体力そして筋肉をつける必要があります。

しかし、女性は筋肉が付きにくいと言われています。
その理由は、女性は男性と比べて「テストステロン」と呼ばれる筋発達を促すホルモンが1/10程度と少なく、さらに「エストロゲン」というホルモンの分泌が月経などによって制限されてしまうからだと言われています。

それでも筋肉を付けるためには、鳶職の仕事を通して体を鍛えつつ、睡眠をしっかりと取り、タンパク質を中心にバランスの良い食事を摂る必要があるでしょう。

鳶職は男社会である

少しずつ変わりつつあるものの、まだまだ鳶職は男社会です。
たとえば以下のようなことを許容できるでしょうか?

  • 言葉づかいや態度が荒っぽい
  • デリカシーが無い
  • 女性に配慮された職場環境とは言い難い

許容できるのであれば大丈夫ですが、それでも会社側の女性の受け入れ体制は確認しておいたほうがいいかもしれません。
できれば既に職場に女性の職人がいる会社、あるいは、事務所に経理や事務職員として女性が在籍している職場が望ましいです。
イチから自分一人で職場のルールを開拓するのは大変ですからね。

給料が低い場合もある

働く以上はお金のことも忘れてはいけません。
鳶職は実力がものをいう世界ですから、学歴に関係なく、力をつけて、専門的な知識を身につけていけば給料は上がっていきます。
しかし、実力がすべてということは、裏を返せば力が劣ってしまう場合は給料も少なくなってしまうということです。
最初はみんなよりもお給料が低くても、辛抱強く続ける必要があるかもしれません。

まとめ

今回は「鳶職は中卒の女性でもなることができるのか?」についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
中卒の女性でも鳶職になることはできます。
求人自体はまだまだ少ないですが、会社に電話などで直接問い合わせれば雇ってもらえる可能性も十分にあります。
鳶職の仕事は力仕事ですし、男性が多いので苦労する場面も多いと思います。
「それでも鳶職の仕事がしたい!」ということであれば、入りたい会社を見つけて電話を掛けてみましょう。

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