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鳶2級の難易度や合格率は?合格するためのコツも紹介【とび技能士】

専門的な知識が必要な建設現場では、作業員や近隣に対して安全性を確保することため、免許や資格の取得が推奨されています。
著しく危険が伴う作業には、有資格者を従事させることが義務付けられている場合もあり、免許や資格の早期取得と現場での実務経験が非常に重要となってきます。

そこで今回は、建設現場で大いに役立つ鳶2級の難易度や合格率、合格するためのコツについて調査しましたのでご覧ください。

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鳶2級の難易度は?【とび技能士】

鳶2級は正式には2級とび技能士の資格のことです。
鳶作業の段取りから仮設建設物の組み立てと解体、掘削、土止めなど、鳶職の仕事全般に関する技能を認定する国家資格です。
とび技能士には3級〜1級があり、数字が少ないほど難易度が高くなります。

難易度
低  中  高
3級 2級 1級

また、3級は受験資格が問われないのに対し、2級は実務経験が2年以上、1級の場合は7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上、3級合格後4年以上の実務経験(※学歴により必要な実務経験年数が異なる)が必要となります。
このように、受験資格に制限が設けられているため、受験すること自体が簡単ではない試験となっています。

鳶2級の合格率は?【とび技能士】

各検定の合格率は以下の通りです。(平成30年度厚生労働省の発表より)

鳶1級=31.4%
鳶2級=27.3%
鳶3級=47.0%

3割弱しか合格者がいないという意味では、難易度の高い試験となっています。
鳶2級は実務経験の基準が定められていない3級とは違い、本格的な資格試験となってきます。
勉強や対策が非常に重要となる資格試験ですので、いわゆるノー勉で受かることのない試験であると考えられます。

鳶2級の試験で勉強の必要性を感じた人たちが鳶1級に向けてしっかりと勉強しているのが合格率の数字にも表れているのではないでしょうか。

鳶2級に合格するためのコツは?【とび技能士】

続いて鳶2級に合格するためのコツについてお伝えします。

まずは試験内容を知ることから始めよう

まずは試験内容を把握しておきましょう。

試験概要

1.実地作業試験<合格ライン:60点以上>
製作等作業試験or判断等試験or計画立案等作業試験、又はそれらを組み合わせたもの
(例)丸太や鋼管パイプによる片屋根小屋の組み立て、3種類の重量物の目測、仮設の建設物等の組立ておよび解体、切削組立ておよび地業、玉掛け、建設工事に使用する材料の運搬など

2.学科試験<合格ライン:65点以上>

問題の種類と配点

・○×問題(2点×25問)
・4択問題(2点×25問)

内容

建設作業に関わるあらゆる知識や方法の理解度を問う設問
(例)
・玉掛けの方法
・建設物の解体方法
・重量物の運搬方法
・躯体工事の方法
・切削、土止めおよび地業の方法
・仮設建設物の組立ておよび解体方法
・器工具の種類や用途および使用方法
・建設工事に使用する機械、設備の種類および用途
・建設工事の施工図の種類及び表示記号
・力学に関する基礎知識

材料自体や、用途についての設問
(例)
・とび工事用材料の種類および用途
・建築用材料の種類及び用途

建築物の構造についての設問
(例)
・仮設の建設物の種類および構造
・建設物の種類および特徴

鳶職に関連する法令についての設問
(例)
・建築基準法関係法令
・廃棄物処理および清掃に関する法律関係法令
・建設工事に係る資材の再資源化に関する法律関係法令のうち、とび工事に関する部分

安全衛生についての設問
(例)
・安全衛生に関する知識問題

効率の良い練習と勉強を心がけよう

資格取得の際、一番重要になるのが過去問ですよね。
どの資格試験であっても過去問が市販され、それをもとに対策を練るのが一般的な試験対策でしょう。

しかし、とび技能士の過去問はなかなかウェブには出回っていません。
各都道府県の職業能力開発協会に問い合わせてみましょう。

得点源を作る

学科試験は○×問題と4択問題が25問ずつ出題されます。
狙い目は4択問題です。
○×はまぐれで正解もあり得ますが、4択問題は知識が正しくないと間違えます。
4択問題の正解率を上げることこそ合格への近道です。

まとめ

今回は、建設現場で大いに役立つ鳶2級の難易度や合格率、合格するためのコツについてご紹介しました。
鳶2級は合格率が3割未満であるため非常に難易度が高く感じられますが、対策を十分にできていない人も含まれた合格率ですので諦めるにはまだ早いのです!
取得を目指して頑張ってみてください。

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