建設現場などで現場の安全を確保するために作業員へ指示・指導を行う責任ある立場である職長。
職長として実際に現場の安全に関する指導を行うためにはまずは「職長・安全衛生責任者教育」という講習を受ける必要があります。
職長教育のための講習「職長・安全衛生責任者教育」とは
職長として現場で指導を行うために受講が必要な「職長・安全衛生責任者教育」という講習。
作業員の教育、指導の方法や心構え、安全衛生を守るための知識を身に付けることを目的とした講習です。
職長教育は教育のための講習であるため資格とは異なりますが、職長という立場を任せられてもこの講習を受けなければ現場で実際に作業員へ指導することはできないと法律で規定されています。
職長教育の講習について詳しくは以下の記事もぜひご一読ください。
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職長教育に試験や資格はあるの?試験の受講方法や基礎知識を紹介
職長教育の講習時、服装はどうすればいい?服装に制約はある?
結論から申し上げますと、職長教育の講習時の服装の規定は特にありません。
講習には実技などは含まれておらず、テキストを使用した座学が中心となっていますので、動きやすい服装である必要もありません。
普段着など私服で来る方もいれば作業着で来られる方もいますし、講習のあとに懇親会などの会食の予定がある場合、スーツにネクタイで来られる方もいます。
また、職長・安全衛生責任者教育の講習を開催している企業はゼネコンや大手建設業であるというケースも多く、自分たちの会社のクライアントにあたり、挨拶の際に失礼のないようにという理由でスーツなどを選ぶ方もいるようです。
職長・安全衛生責任者教育の講習では、合計14時間のカリキュラムを2日間に分けて受講します。
2日間受講しないと講習を受けた証である「修了証」がもらえませんので、2日間しっかりと出席する必要がありますね。
単純計算すると1日あたり7時間ほど講習を受けていることになるので、快適に受講できるよう自分が普段着慣れている服装で受けることをおすすめします。
夏場などはかなり暑いですので、ポロシャツや吸湿性の高い服、またクーラー直下の席になってしまった場合のために体温調節ができる羽織りなどを持っていくといいですよ。
また、講習で必要なテキストは会場で配布され、持ち物は受講票と筆記用具だけというところがほとんどです。
受講票と筆記用具だけ入ればいいやと小さすぎるバッグで行くと、もらったテキストを持ち帰る時に不便ですので、A4サイズかつ100ページ〜200ページほどの厚みのテキストを持ち帰れるようなトートバッグやビジネスバッグなどで行くといいでしょう。
まとめ
今回は職長教育の講習時の服装に規定や制約はあるのかについてご紹介いたしました。
結論としては、職長教育の講習時の服装には特に規定はありません。
私服や作業着などで参加する人が多いので、ご自身の好きな服装で行って構わないのですが、開催している企業が自社の顧客に当たる場合などはスーツが好ましいというケースもありますので留意しておいてくださいね。
職長・安全衛生責任者教育という講習について、他の記事にも多数まとめてありますので、職長として現場の安全を守る重要な役目をこれから目指される皆さんはぜひご一読くださいね。