足場の組立・解体工事を受注した時には、公共機関に提出する書類や実際の工事に関わる書類を何種類も作成しなければなりません。
その中で実際の工事に関わる書類として1番最初に必要なのが施工計画書です。
協力業者・下請け業者へ施工の流れを認証してもらうものという性質上、支持すべきことを漏らさず書くために書式作成から始めると1ヶ月以上かかることがあります。
受注してから作業開始までの時間をできるだけ短くするには、意外に時間を取られる書式設定と記入内容等が示されたテンプレートを使うのがよいでしょう。
足場組立の施工計画書テンプレート(雛形)をダウンロードできるサイト【無料】
足場組立の施工計画書は公共事業以外では決まった書式はありませんので、使い回しがしやすい書式のテンプレートを選びましょう。
一般社団法人日本建設業協会
土木建築関連の施工計画書のテンプレートの中で、最も使われているのがこの「日建連」と呼ばれる団体が無料配布している施工計画書テンプレートです。
作業年月日や、使用材料とその型式・認定会社・認定番号、管理者名などの欄を黄色で示して記載漏れがない工夫がされており、記載すべき内容のポイントを分かりやすく解説しています。
ダウンロードがExcel形式になっており、そのまま編集して施工計画書を作れますので使い勝手がよいのが多くの企業に選ばれている最大の理由でしょう。
該当ページを検索するに非常に手間がかかるためリンクを掲載しておきます。
https://www.nikkenren.com/about/kansai/sekoukeikaku/
岐阜県ホームページ
公共機関の工事に使用できる施工計画書のテンプレートです。
「日建連」のものとは多少違いがありますが、地方自治体が作成した無料配布のものとは思えない完成度で、平成30年3月に「緊急時の体制および対応」を改定して構成しています。
まず、受注から施工計画書の提出までにすべき各所への連絡などが記載されている「別紙施工計画書の内容区分」をPDFでダウンロードして下さい。
「施工計画書（作成例）」は1～5、6～9、10～14と3つに分けてあるものを全てダウンロードすると施工計画書が完成します。
Excel形式ですからそのまま使用でき、重要なポイントも赤い字で示してあるので作成が容易です。
該当ページを検索するのに手間がかかるためリンクを掲載します。
https://www.pref.gifu.lg.jp/shakai-kiban/kendo/gijutsu-kanri/11656/kouji-yousikiH292.html
足場組立の施工計画書テンプレート(雛形)をダウンロードできるサイト【有料】
続いて有料のサイトをご紹介します。
現場ファースト.com
こちらのサイトでは「仮設工事 施工計画書」をダウンロード後すぐに使える状態で販売しています。
価格は5,000円です。
「枠組足場」「くさび式足場」「その他（吊り足場、単管本足場等）」と別々の書式を用意してあるため、それぞれの足場ごとに書式の詳細を書き換える必要がありません。
価格も、他の有料サイトに比べ低めの設定ですから、いちいち書式を作成することを考えると購入しても損はないと言えるでしょう。
まとめ
今回は足場組立の施工計画書テンプレート（雛形）をダウンロードできるサイトをご紹介しました。
仮設足場に関わる企業から信頼の厚い日建連の施工計画テンプレート、現場で必要になる書類のテンプレートを販売している業者のもの以外に、地方自治体が作成した施工計画テンプレートが直ぐに使用できる充実した内容だったのは驚くべきことでした。
これから足場組立の施工計画書を作成する時に、上記のサイトを参考にしてみて下さい。
