足場工事マガジンは「足場工事会社の経営支援・営業代行・職人採用支援 職人定着支援」をサポートする足場ベストパートナーが運営しています。

足場工事の未来ch

【足場工事の知識】現場の安全のために知っておくべき「労働安全衛生法」

足場工事は墜落や転落事故などの危険と隣り合わせであり、安全に配慮しなければなりません。
作業前に確認など安全管理が行われるものの、作業者も安心して作業に取り組めるよう一人一人がしっかりと守るべき安全基準について理解しておきたいところです。

今回は、足場工事の前に知っておくべき労働安全衛生法と守るべき安全基準のポイントについて解説いたします。

Youtubeついに解説!足場工事の未来chYoutubeついに解説!足場工事の未来ch

動画のサムネイル
  • 足場工事の基礎知識や最新テクニックを動画で分かりやすく解説!
  • 全国の優良足場工事会社の社長から経営&採用ノウハウが学べる!
  • 足場工事の仕事がどんどん増える営業テクニックも紹介!

動画を見る

足場工事の前に知っておくべき「労働安全衛生法」

労働者の安全と健康を確保し、快適な職場環境を形成する目的で制定されたのが法律労働安全衛生法です。
現場監督をはじめ、現場で作業をする方も知っておくべき法律です。

労働安全衛生法の中で、足場に関連している知っておくべき条項をご紹介いたします。
以下の内容は確実にチェックしておくようにしましょう。

◆第五百五十九条

事業者は、足場の材料については、著しい損傷、変形又は腐食のあるものを使用してはならない。

事業者は、足場に使用する木材については、強度上の著しい欠点となる割れ、虫食い、節、繊維の傾斜等がなく、かつ、木皮を取り除いたものでなければ、使用してはならない。

◆第五百六十三条

事業者は、足場(一側足場を除く。第三号において同じ。)における高さ二メートル以上の作業場所には、次に定めるところにより、作業床を設けなければならない。

つり足場の場合を除き、幅、床材間の隙間及び床材と建地との隙間は、次に定めるところによること。

幅は、四十センチメートル以上とすること。

床材間の隙間は、三センチメートル以下とすること。

床材と建地との隙間は、十二センチメートル未満とすること。

つり足場の場合を除き、床材は、転位し、又は脱落しないように二以上の支持物に取り付けること。

作業のため物体が落下することにより、労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、高さ十センチメートル以上の幅木、メッシュシート若しくは防網又はこれらと同等以上の機能を有する設備(以下幅木等」という。)を設けること。

◆第五百六十四条

事業者は、つり足場、張出し足場又は高さが二メートル以上の構造の足場の組立て、解体又は変更の作業を行うときは、次の措置を講じなければならない。

一 組立て、解体又は変更の時期、範囲及び順序を当該作業に従事する労働者に周知させること。
二 組立て、解体又は変更の作業を行う区域内には、関係労働者以外の労働者の立入りを禁止すること。
三 強風、大雨、大雪等の悪天候のため、作業の実施について危険が予想されるときは、作業を中止すること。
四 足場材の緊結、取り外し、受渡し等の作業にあつては、墜落による労働者の危険を防止するため、次の措置を講ずること。

– イ 幅四十センチメートル以上の作業床を設けること。ただし、当該作業床を設けることが困難なときは、この限りでない。
– ロ 要求性能墜落制止用器具を安全に取り付けるための設備等を設け、かつ、労働者に要求性能墜落制止用器具を使用させる措置を講ずること。ただし、当該措置と同等以上の効果を有する措置を講じたときは、この限りでない。

五 材料、器具、工具等を上げ、又は下ろすときは、つり綱、つり袋等を労働者に使用させること。ただし、これらの物の落下により労働者に危険を及ぼすおそれがないときは、この限りでない。

労働者は、前項第四号に規定する作業を行う場合において要求性能墜落制止用器具の使用を命ぜられたときは、これを使用しなければならない。

◆第五百六十五条

事業者は、令第六条第十五号の足場作業については、足場の組立て等作業主任者技能講習を修了した者のうちから、足場の組立て等作業主任者を選任しなければならない。

◆第五百六十六条

事業者は、足場の組立て等作業主任者に、次の事項を行わせなければならない。ただし、足場解体の作業のときは、第一号の規定は、適用しない。
一 材料の欠点の有無を点検し、不良品を取り除くこと。
二 器具、工具、要求性能墜落制止用器具及び保護帽の機能を点検し、不良品を取り除くこと。
三 作業の方法及び労働者の配置を決定し、作業の進行状況を監視すること。
四 要求性能墜落制止用器具及び保護帽の使用状況を監視すること。

安全のために労働安全衛生法を守ろう!

足場を使った工事は、高所での作業となることもあるため、作業者の安全面に十分に配慮して行わなければなりません。
効率的な作業のためだけでなく、自身や周囲の作業者の安全のためにも、守るべきポイントをしっかりと把握しておきましょう。

以下の記事でも注意すべきポイントについてまとめていますので、ぜひご一読くださいね。

安全第一!足場組立の際に注意すべきポイント3つ

まとめ

今回は、足場工事の前に知っておくべき労働安全衛生法と守るべき安全基準のポイントについて解説いたしました。
足場工事は作業者の怪我や命に関わる現場なので、正しく安全に配慮して作業を進めなければなりません。
職長など現場を監督する立場の方は職長教育などを受けているので把握していることとは思いますが、現場に入る作業員も一人一人が足場の安全のための知識を身につけておくことを心がけたいですね。
今回の記事を参考に、ぜひ安心できる環境で作業に取り組んでくださいね。

Youtubeついに解説!足場工事の未来chYoutubeついに解説!足場工事の未来ch

動画のサムネイル
  • 足場工事の基礎知識や最新テクニックを動画で分かりやすく解説!
  • 全国の優良足場工事会社の社長から経営&採用ノウハウが学べる!
  • 足場工事の仕事がどんどん増える営業テクニックも紹介!

動画を見る

Youtubeついに解説!足場工事の未来ch Youtubeついに解説!足場工事の未来ch

動画をチェック!