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足場屋必見!過積載はどうして危険?悲惨な事故を引き起こしてしまった事例を紹介

毎年交通事故によって多くの命が奪われてしまっており、令和2年度の交通事故死者数は2,839人と言われています。
事故の原因は様々ですが、飲酒運転・ながら運転・過積載など、ドライバーの心掛け次第で防げた事故もたくさんあったはずです。
飲酒運転やスマホの操作や通話をしながらの運転は論外ですが、過積載については意外にもその危険性について理解している方は少ないのではないでしょうか?

そこで今回は「過積載はどうして危険なのか?」過積載が原因で起きた悲惨な事故事例などと共にご紹介いたします。

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過積載はどうして危険?

過積載が危険な理由には

  • 制動距離が変化すること
  • バランスが崩れやすくなること

の2つがあります。

1つ目の「制動距離が変化する」に関しては、過積載によってブレーキをかけてから停止するまでに必要な距離が長くなってしまい、停止するまでに時間が掛かってしまいます。
更に、積み荷が重ければ重いほど衝突時の衝撃も大きくなるので、重大な事故や死亡事故に繋がりやすいです。

2つ目の「バランスが崩れやすくなる」ですが、荷物を積みすぎると重心の位置が高くなるので、左右のバランスを崩しやすくなります。
カーブでの横転や対向車線へのはみ出し、そしてフェード現象を引き起こす可能性があります。
フェード現象とは簡単に言えばブレーキが効かなくなってしまう状態のことで、ブレーキの連続使用や過積載によるブレーキライニングへの過負荷が原因になります。

過積載状態での運転は極めて危険ですし、過積載は違反行為として道路交通法によって厳しく取り締まられていますので絶対にやめましょう。

過積載で悲惨な事故を引き起こしてしまった事例1

2017年3月、兵庫県篠山市の県道でトレーラーの積み荷が落下、対向車を直撃し女性2名が死傷した事故です。
トレーラーの最大積載量が約28トンにも関わらず、約34トンの積み荷を載せていたことが原因でした。
事故後の捜査で、約9トンの積み荷が2個落下し、その内の1個が直撃したことが判明したそうです。
(産経新聞より)

過積載で悲惨な事故を引き起こしてしまった事例2

2006年7月、静岡市の国道1号バイパスで過積載の大型トレーラーが横転し、2
0歳の女性歩行者が下敷きになって死亡した事故です。
原因は過積載に加えて、15km/h以下の徐行が必要な交差点を倍以上の速度で右折しようとしたことにありました。
ドライバーには懲役2年6ヶ月の実刑判決が言い渡されたそうです。
(日本計量新報社より)

過積載で悲惨な事故を引き起こしてしまった事例3

2004年7月、岐阜県郡上市で起きた過積載による事故です。
岐阜県郡上市の平山トンネル出口付近で、トラックと乗用車が正面衝突。
この事故では、乗用車の一家5名と、トラックの2名の計7名が亡くなっています。
原因は、最大積載量の1.5倍である4.5トンの建築資材を積んでいたことでタイヤが破裂し、ハンドル操作が不能になった可能性が高いとされています。
(日本計量新報社より)

なぜ過積載はなくならないのか?

過積載が非常に危険な行為であることは周知の事実だと思いますが、それでもなお過積載がなくならないのはなぜでしょうか?
その理由としては以下の2つが挙げられます。

  • 悪質な業者の指示でそうせざるを得ない
  • 過積載が当たり前の環境で、そもそも過積載に気付けない

安全性よりも輸送効率やコストダウンを求めた結果、大きな事故が起きてしまい、自社の大切なドライバーの命が奪われてしまっては元も子もありません。
自分がドライバーを雇う立場なら、過積載をさせない。
自分がドライバーならば、そんなことをさせる職場からはすみやかに離れる。
基本的なことですが、それらを徹底するしかありません。
事故を起こして加害者になってしまってからでは遅いですからね。

まとめ

今回は「過積載はどうして危険なのか?」についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
過積載によってトラックの停止するまでに必要な制動距離が長くなってしまうだけでなく、積荷の重さで左右のバランスが崩れ、重心の位置も高くなってしまうため、横転しやすくなってしまいます。
過去にも過積載が原因の悲惨な事故が発生しており、事業主・運転手・荷主のすべてに責任があります。
積み荷は最大積載量の範囲内を徹底し、事故の防止に努めましょう。

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