足場を架けることを足場の「架設」といいます。
その中でも一時的に架ける足場のことを仮設足場といいます。
一時的に「仮設」するのではなくずっと設置しておく場合「本設」といいます。
仮設足場は工事が終わったら撤去するものです。
仮設足場は柱と作業床でできています。
つまり、仮設足場は組み立てて解体して、また再利用するという、耐久消費財にあたります。
したがって足場材の予算を考える上で大切になってきます。
その上で安全かつ効率的な足場材を探していくことがおすすめです。
今回は足場材の大体の予算の算出方法と仮設足場材のカタログを会社別にご紹介いたします。
足場材の予算
現在、主流の足場は「くさび(ビケ)足場」です。
くさび(ビケ)足場が選ばれるポイントは、組み立てや解体に時間がかからないことと安全性の高さです。
足場の費用は、選ぶ足場の種類や住まいの大きさによって異なるため、明確な値を断言することはできません。
しかし、簡易的な計算で、おおよその費用感は算出することができます。
足場費用の算出方法
足場の大きさ(足場架面積)を算出します。
足場架面積=[家の外周+8m]×高さ
※8mは、外壁(家)から足場までの距離に相当。
足場費用=足場架面積×(足場費用/㎡+飛散防止ネット/㎡)
足場費用の相場一覧
・くさび(ビケ)足場:800~1,200円/㎡
・わく組足場:1,000~2,000円/㎡
・単管ブラケット足場:800~1,200円/㎡
・単管足場:600~800円/㎡
・脚立足場:360円/m(足場の高さ1.8メートル、期間1ヶ月)
・無足場工法:70~400円/㎡
飛散防止ネットの㎡単価の相場は、100~200円/㎡です。
株式会社タカミヤ
株式会社タカミヤは、作業効率性と安全性を兼ね備えた、階高190cmの次世代足場『Iqシステム』を開発しました。
Iqシステムは緊結方式がフランジ式のクサビ式足場です。
実耐用年数が長期間に及ぶ鋼製足場は、あまりモデルチェンジになじみません。
足場が導入され始めた当時の日本人の平均身長が約160cmも、現在の平均身長にそぐわないため、作業者の負担を軽減し、建設業界の安全性を向上させるために開発されたのが『Iqシステム』です。
この足場は厚生労働省、仮設工業会、改正労働安全衛生規則、仮設工業会承認品と様々な法令基準に準拠・対応しています。
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光洋機械産業株式会社
光洋機械産業株式会社は、建設現場用の開発テーマは、何よりも安全性と省力化の追求だと考えています。
枠組足場『エア・フォールド』は常に手すりが先行して、組立・解体作業ができ、墜落・転落を防止します。働きやすい安心感のある足場として先行手すりユニットがあります。
コンパクトで作業は効率的にできるよう折りたたみ式です。
仮設工業会認定製品です。
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また、クサビ式足場『モノシステム』は、
その安全性やコストパフォーマンス性から住宅工事はもとより中高層ビル工事へも汎用され、
最適な部材との注目を集めています。
クサビで強固に連結し、緩み、ガタツキの少ない安全設計、組立作業も早く、コンパクトで耐久性にも優れています。
住宅工事は勿論のこと、ビル工事などにも広い用途の足場として優れています。
こうした仮設材の現場ニーズへの積極的な取組みにより、人の、時代のニーズをさらに取り込んでいるのが光洋機械産業株式会社です。
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その他の足場材カタログ
他にも以下のサイトからカタログを探すことができます。
代表的な企業が35社近く登録されているため目的や用途にあった仮設足場材のカタログを入手しましょう。
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まとめ
作業効率を高めるために現在の平均身長に合わせた、安全足場『Iqシステム』や常に手すりがあることによって転落・墜落の防止に備えた『エア・フォールド』、クサビで強固に連結しコンパクトで耐久性にも優れた『モノシステム』など企業によって特性は様々ですので、ぜひ参考にしてみてください。