足場材メーカーの一つに三共があります。
三共が作っているのはセブン足場というシリーズで、流通量も少なくなかなか目にする機会もないかもしれません。
そんな三共の足場材ですが、希少性が高いからこそ、実際の使用感や価格なども気になるところ。
株式会社三共とは?
冒頭でも述べたとおり、株式会社三共とは、セブン足場で知られる会社です。
セブン足場はくさび緊結式足場(以下くさび式足場)に分類され、くさび式足場の中では歴史の古い足場材になります。
国内で初めて開発されたくさび式足場は、1979年に株式会社大三機工商会(現:株式会社ダイサン)が開発した、ビケ足場。
セブン足場はビケ足場の登場から5年後の1984年に開発された足場材で、こちらも長くにわたって多くの現場を支えてきました。
現在は安くて強度の高い信和Aタイプや信和Bタイプといった足場材(及びその互換品)も大量に市場へと流入し、Cタイプに分類されるセブン足場は見かける機会も少なくなっています。
ただ、黎明期を支えた代物でもあり、一部の職人からは長い年月が経った今もなお、愛用されているようです。
三共の足場材の評判は?
おさらいになりますが、三共の足場材であるセブン足場は、広く使われている信和製足場のCタイプと互換性があります。
信和Cタイプは流通量が少なく、そもそもの使用者が少ないため、なかなか評判を聞く機会はありません。
ただ、実際に使った人たちの多くは「慣れない足場材だから、馴染まない」と、使い勝手のちがいを感じているようです。
いきなり三共の足場バラシは辛いねー材料チゲーもん笑笑
— 達也56 (@wtsi728) February 7, 2015
三共の足場材が悪いと言うよりは、普段から使い慣れている足場と勝手がちがう事で扱いにくさを感じている、そういう人が多い印象ですね。
三共の足場材は珍しいこともあってか、見かけることに喜びを感じる人もいるようです。
三共の足場材あったー
三共材があったーー
足場組むのかな pic.twitter.com/lFSYW7G3gc— ま (@cgdgffggg) March 26, 2017
熊駅前に大量の三共足場
熊駅の前に三共の足場がいっぱいあるやん
— 、 (@cgdgcgb) August 10, 2018
セブン足場は部材に「SEVEN」の文字が刻まれているのが特徴的なので、まだ見たことがない人は通りすがりの現場で使われている足場もチラッと確認しておくと、いつか巡り会えるかもしれませんね。
三共の足場材の価格相場
購入量やお店によっても異なるため一概には言えませんが、参考までに支柱の価格で比較を試みます。
金額は以下の表にまとめましたので、価格の大まかな目安として活用ください。
支柱の種類
(いずれも48.6φ) |
新品の相場 | 中古の相場 |
支柱3,600mm | 5,500円前後 | 2,200〜4,400円以上 |
支柱2,700mm | 4,500円前後 | 3,600円以上〜 |
支柱1,800mm | 3,000円前後 | 2,600円以上〜 |
支柱900mm | 2,000円前後 | 1,500円以上〜 |
支柱に関しては、中古の場合は新品の0.8割〜0.85割ほどで売られている場合が多いようですね。
購入量によっては多少の値引きに対応してもらえる可能性がありますので、まずは見積もりを依頼してみましょう。
三共の足場材を中古で購入する方法
三共の足場材は流通量こそ少ないものの、インターネット上の店舗やオークションサイトなどで在庫を抱えている場合があります。
購入したい場合はそれらのお店で在庫がないかチェックしてみましょう。
もしいきなり使ったことのない足場にチャレンジすることに抵抗がある場合は、セブン足場のレンタル提供を行っている会社もあります。
一度使用感を試してから購入を検討しても良いと思いますよ。
まとめ
今回は三共の足場材の評判についてご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。
三共の足場材は長年にわたって愛用されてきた足場材であるからか、一部の人からは今もなお愛用されている歴史の古い足場材です。
流通量が少なく使用者が少ないのが現状ですが、その希少さから見かけるだけで嬉しい気分になれた職人もいるようですね。
流通量が少ないといっても在庫を抱えているお店もありますので、購入を検討している方はぜひ見積もりを依頼してみましょう。