次世代足場という言葉を聞いたことがありますか?
次世代足場とは、「枠足場」「くさび緊結式足場」「単管足場」などの規格を洗い直した次世代規格ともいえる足場の総称です。
時代の移り変わりとともに、成人男性の平均身長は10㎝程伸びており、それに加えて安全靴やヘルメットを着用するとさらに10㎝程高くなります。
合計で20cmも大きくなっているのです。
その為、現在の規格では窮屈に感じることが多いかと思われます。
次世代足場とは?高まる次世代足場への期待
次世代足場は環境変化や規則改正を踏まえて開発されています。
現在はまだ次世代足場のシェアは注目に値するほど大きいわけではありませんが、より安全性と施工性に優れている次世代足場にシェアが遷移していくのは、今後の自然な流れかと思います。
次世代足場の特徴は、据え置き式の先行手摺が標準装備されていることです。
階高は従来の枠組み足場よりも広い空間で作業が出来ます。
緊結部には抜け防止などの処置がしており、目視可能な抜け止めを有しているためより安全に作業が行えるものが多いです。
また、コンパクトにすることもできるので、保管・運搬効率が良くなり、保管スペースや運搬コストの削減にも繋がっています。
次世代足場アルバトロスの違いや特徴は?
アルバトロスは従来の枠組足場と異なり、構成部材の先行手すりを使用することでより確実な手すり先行工法を実現している次世代足場。
足場の内側に補強がなく支柱プレートも小さいため、足場内部のスペースが無駄なく確保することが可能となり、スムーズな作業や通行ができます。
仮設工業会認定品には一般社団法人仮設工業会の個別に定める強度、材質等の認定基準試験に合格した製品を指しますが、システム承認品は、使用方法(本足場使用、支保工組等)一体で試験を行い、支柱1本あたりの許容支持力を試算したものです。
そのシステム承認に業界最多の承認水準を持っているのがアルバトロスなのです。
アルバトロス以外の次世代足場には
- 「Iqシステム」ホリー株式会社
- 「ファステック」東坂工業株式会社
- 「ミレニューム」アサヒ産業株式会社
などなど、ここで挙げた以外にもたくさんの次世代足場が開発されています。
今回はアルバトロスの次世代足場をご紹介します。
次世代足場アルバトロスの特徴①広い作業空間
高さが180cm、幅が50cm。
従来型のくさび式緊結足場が170cmだったのにくらべて10cmも大きくなりました。幅も400mm(40cm)から10cmも大きくなりました。
次世代足場アルバトロスの特徴②支保工にも使用可能
支柱上部に接続用として溶接された「ほぞ方式」ではなく着脱可能な連結ピンタイプにすることにより、専用のカラー材なしで大引き受けジャッキの使用ができ、支保工も使用可能です。
さらに一度にまとめてクレーンで足場を外す、大組・大払しが可能です。
次世代足場アルバトロスの値段や販売先は?
次世代足場アルバトロスは、仮設資材開発で業界最大手の会社である大阪の株式会社アルインコが開発しています。
価格帯についてはアルインコ社に問い合わせということになっていますので、一度公式サイトをご確認ください。
まとめ
日本人の体格の変化や安全基準の変化などに対応した新型の次世代足場アルバトロスについて紹介しました。
大きさは大きくなって、ゆとりのもてるサイズになりました。それでいながらコンパクトにたためるという特徴もあります。クレーンで一気に足場を撤回することも可能です。アルバトロスは業界大手のアルインコ社が開発しています。