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合板足場板の重量や厚みはどのくらい?許容荷重についても解説

合板足場板は使用している木材により「NZ パイン合板」「国産材合板」「エコ合板」の3つに分類され、それぞれに安全技術基準の違いがあります。
普段はあまり気にせず同じように使っている合板足場板ですが、安全技術基準の差はどれくらいあるのでしょうか。

そこで今回は合板足場板の重量や厚みはどのくらいなのかを、許容荷重とともに解説いたします。

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合板足場板の重量や厚みはどのくらい?

まず、分類されている合板の素材と厚みの安全技術基準を見てみましょう。

名称・樹種

  • NZパイン合板・・・ラジアータマツ(ニュージーランド産、チリ産のもの)
  • 国産材合板・・・カラマツ又は同等以上の強度を有する国内産の木材
  • エコ合板・・ユーカリ、カラマツ、ラジアータマツ又は同等以上の強度を有する木材

注)エコ合板に使われるラジアータマツはニュージーランド、チリ以外で生育したもの。
カラマツも日本以外で生育したものを素材としている。

厚みの安全基準値

  • NZ パイン合板・・・25mm以上(板幅200mm以上)
  • 国産材合板・・・25mm以上(板幅200mm以上)
  • エコ合板・・・25mm以上(板幅240mm以上)

合板足場板の厚みは上記を元に25mmから28mm、30mmまでをメインに35mm、40mm、45mmの製品が流通しています。

重量

安全技術基準では合板足場板の重量に触れている記述がなく、製造業者に任されているようですので、ここでは素材表記があるものと無表記品を比較し参考資料としました。

国産カラマツ材合板(30mm×240mm×4,000mm)

足場JAPAN           20kg
マルサンアークウッド株式会社  21kg

足場JAPAN

マルサンアークウッド株式会社

樹種不明合板(28mm×240mm×4,000mm)

オリ建リース株式会社      20kg
フジリース株式会社       18kg

オリ建リース株式会社

フジリース株式会社

合板足場板の許容荷重

安全積載荷重は、合板の種類別に違うサイズで安全技術基準に定められ、記載されていますので間違いのないよう注意しながら見て下さい。

※3列目以降の数値は足場板の支点間隔(左・集中荷重、右・等分布荷重)

NZ パイン合板

板幅 板幅 0.9m 1.2m 1.5m 1.8m
230mm 35mm 266kg・532kg 200kg・400kg 160kg・320kg 133kg・266kg
230mm 43mm 402kg・804kg 301kg・602kg 241kg・482kg 201kg・402kg

国産材合板

板幅 板幅 0.9m 1.2m 1.5m 1.8m
240mm 35mm 240kg・480kg  180kg・360kg 144kg・280kg 120kg・240kg

エコ合板

板幅 板幅 0.9m 1.2m 1.5m 1.8m
240mm 28mm 205kg・415kg 155kg・330kg 125kg・250kg 100kg・205kg
240mm 30mm 240kg・480kg 180kg・360kg 140kg・280kg 120kg・240kg
300mm 25mm 205kg・415kg 155kg・330kg 125kg・250kg 100kg・205kg
300mm 28mm 260kg・520kg 195kg・390kg 155kg・310kg 130kg・260kg
300mm 30mm 300kg・600kg 225kg・450kg 180kg・360kg 150kg・300kg

ここまで細かくなくても概ねの数字が分かればよいということでしたら、土木情報サービスいさぼうネットで公開している合板足場安全積載荷重一覧表がわかりやすく便利です。

ただし、この表の数字は平成23年制定の合板足場板安全技術基準よりも積載荷重が多く見積もられています。
合板の分類も不明なので荷重が最も低いものを想定し、マイナス30kg~40kgが基準値と考えて下さい。

いさぼうネット

いさぼうネット(合板足場安全積載荷重のページ)

まとめ

今回は合板足場板の重量や厚みはどのくらいなのかを、許容荷重とともに解説いたしました。
自然のものを素材にしていますので、木の種類・生育地域が合板の特性にも反映され強度に違いをもたらすため、厚さ・許容荷重の安全技術基準にも差がありますが、重量にはあまり大きな差はみられませんでした。
合板足場板は分類ごとの基準を守って使用しましょう。

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