足場屋で働くと痩せるって本当？１日の消費カロリーの目安は？

足場屋で働くと痩せるって本当？

足場屋は基本的に体力を使う仕事なので、よほど高カロリーな食事を取り続けない限りは痩せます。
まず前提として、痩せるための条件は、摂取するカロリーよりも消費するカロリーを高くすることです。
後ほど細かい消費カロリーを計算した結果をご紹介しますが、足場屋の仕事は消費カロリーの値がかなり高いです。
一般的なバランスの取れた食生活を取っている職人であれば、消費カロリーが摂取カロリーを上回るでしょう。
若い職人で太っている人はほとんど見かけません。
例外として、ある程度年齢を重ねた職人だと、現場を管理する立場に回る機会も増えて腹が出ていたりしますが、足場屋で働くと痩せるのは本当です。

職人さんの1日のスケジュール

7時　資材の積み込み作業
8時〜　足場材の運搬&足場の組立
12時　お昼休憩
13時〜夕方まで　午前のつづき(足場の組立)、現場の片付け
夕方〜19時　見積もり作成などの事務作業

実際にはこれら以外にも、歩行や家事の手伝い、子供と遊ぶといった様々な活動でカロリーを消費しますので、あくまで目安にしてください。
それでは、足場屋の1日の消費カロリーを計算していきましょう。

足場屋が働いた場合の1日の消費カロリーの目安は？

消費カロリーは以下の計算式で求めることができます。

消費カロリー(kcal)＝METs×体重(kg)×運動時間(h)×1.05

1日の消費カロリーを計算するためには、運動強度(METs)が明確でなければなりません。
スケジュールにある作業を運動強度別にまとめると、「資材の積み込み(ややきつい運動)」と「足場材の運搬、足場の組立(きつい運動)」と「その他の活動(軽い運動)」の3つになります。
軽い運動〜きつい運動までありますが、強度がある運動ほどMETsの値も高くなります。
METsの値は厚生労働省の「健康づくりのための身体活動基準２０１３」で定められている値を参考にしました。
今回は足場職人の中でも最も運動量が多い時期である、20〜29歳の日本人男性の体重を平均した体重64kgの男性をモデルに、作業ごとの消費カロリーを計算してみます。
(小数点以下は四捨五入)

作業1：資材の積み込み

トラックに資材を積み込む作業は軽い運搬作業に当たります。
軽い運搬作業は3.5METs程度です。
所要時間を30分ぐらいだと仮定すると、資材の積み込みで消費するカロリーは118kcalです。

計算例：
3.5METs×64kg×0.5h×1.05＝118kcal

作業2：足場材の運搬＋足場の組立

足場材の運搬作業および足場の組立作業の運動強度は4METsです。
戸建ての足場を組むとなると1日掛かるので、作業時間は8時間としました。
足場材の運搬や足場の組立で消費するカロリーを計算すると、2,150kcalです。

計算例：
4METs×64kg×8h×1.05＝2,150kcal

作業3：その他の活動

あとは、仕事以外で消費するカロリーについてです。
実は日常生活を送るだけでもカロリーは消費されています。
たとえば、家族との会話を楽しんだり、子供と遊んだり、など。
その他の活動は1〜2METsほどの運動強度になります。
おおよその活動は1METsでしょうか。
仕事をしていない時間は15.5時間ですから、その他の活動の消費カロリーは1,041kcalほどになります。

計算例：
1METs×64kg×16h×1.05＝1,041kcal

気になる1日の消費カロリーは？

足場屋の気になる1日の消費カロリーは3,320kcalです。
体重によって消費カロリーは上下しますが、デスクワークが中心の仕事をしている男性の1日の消費カロリーの平均が2,200程度と言われています。
それと比較すれば、足場屋の仕事は消費カロリーが3,000kcalを超える訳ですから、痩せていて当然といえば当然かもしれませんね。

まとめ

今回は「足場屋で働くと痩せるのは本当なのか？」や「1日でどのくらいのカロリーを消費するのか？」などについてご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。
足場屋で働くと痩せるというのは本当です。
1日で3,000kcalものエネルギーを消費します。
デスクワーク中心の男性が1日に消費するカロリーの平均は約2,200kcalですから、足場屋の職人は一般的な人より約1.4倍も多くのカロリーを消費している計算になります。
足場屋に痩せている人が多いのは、仕事で消費するエネルギーの多さにありそうですね。