足場材にはブラケットと呼ばれるパーツがあります。
ブラケットとは主にフック付きの踏板を掛ける時に使われるパーツのことで、伸縮ブラケット・固定型ブラケット・ネットブラケットなどの様々な種類があります。
ブラケットは種類ごとで使い道や長さ、特徴などはもちろん、許容荷重なども異なるため、しっかりと確認した上で使用することが重要です。
【足場材】足場用ブラケットの重量はどのくらい?
足場用ブラケットは商品ごとで許容荷重は異なるのですが、たとえば次世代足場のアルバトロスで使われる”アルバトロスブラケット”の許容荷重は200kgfです。
(参照:https://www.sugiko.co.jp/products/qa-category/02/a0043/)
kgfとはキログラムフォースの略で、重量キログラムとも呼ばれます。
kgfは簡単に言ってしまえば1kgの質量が受ける重力の大きさのこと。
力の大きさはN(ニュートン)という単位で表されるため、以下の式で数値を変換して扱われる場合が多いです。
1kgf = 9.80665N
今回の200kgfをNに直すとすれば、
200kgf × 9.80665 = 1961.33N(1.96kN)
200kgfは1961.33Nになります。
より扱いやすくするためにk(キロ)換算すると、1.96kNですね。
アルバトロスのような次世代足場は法律上は単管足場に該当するようですが、単管足場のブラケットよりも枠組足場に使われる方がブラケットの許容荷重は大きい場合が多いです。
足場用ブラケットの種類や重さなど
足場用ブラケットの種類や重さなどについてもまとめてみました。
詳しくは以下の表をご覧ください。
ブラケットの種類 | 特徴 |
固定型ブラケット | 水平材の長さが変わらないオーソドックスなブラケット |
伸縮ブラケット | 伸び縮みさせることが可能なブラケット
最小の長さから1.3倍〜1.6倍ほど伸ばせる (※製品・メーカーによって異なる) |
折りたたみブラケット | 折りたたみが可能なブラケット
角パイプ製のため、フック付き布板等は使えない |
張り出しブラケット | 張り出し足場に使われる特殊なブラケット
設置に際して綿密な強度計算が必須 |
ネットブラケット | 躯体と足場間にネットを設置するために使うブラケット |
重さは伸縮ブラケットが5kg〜8kg前後、折りたたみブラケットが2.5kg前後、張り出しブラケットが2kg〜3kg、ネットブラケットが2kg前後です。
価格はいずれのブラケットも1000円から2000円前後で売られている場合が多いですが、伸縮ブラケットに関しては少し高めの価格設定。
伸縮ブラケットは2500円〜4200円程度で売られています。
メルカリやヤフオクなどにも中古がよく出品されており、多少安く買うことができます。
タイミングが良いと状態の良い商品が安く売られていることもあるため、定期的に確認しておくと良いかもしれませんね。
まとめ
今回は足場材のブラケットの重量や種類、価格などについてご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。
ブラケットとは主にフック付きの踏板を掛ける時に使われるパーツのことです。
伸縮ブラケット・固定型ブラケット・ネットブラケットなどの様々な種類があります。
価格は1000〜2000円程度、伸縮ブラケットに関しては2500〜4200円前後で売られている場合が多いです。