足場板とは、建設現場などで高所作業の際の足場を構成するために組まれる板のことです。
近年はスチールやアルミといった金属製の物が主流となってきましたが、現場の仕様や用途によっては木質の物も多く使用されています。
近年では、木製の足場をDIYに活用する方達が現れるなど、建築業界以外からも注目されていますね。
4m足場板の重さってどれくらい?
現在、4mのアルミ製足場が非常に多く取り扱われていますが、シェアの拡大は、その重さに大きな秘密があるといえます。なんといってもアルミ製の足場は、スチールや合板の足場の約1/2の重さを実現したというので驚きです。
高所での作業に加え、パイプやネットなど、重量のあるものを何度も運ばなければならない作業員にとっては、軽ければ軽いほど作業効率アップにつながります。
そんなスチール(鋼)製足場板の重さは250mm×4mのもので1枚12.5kgです。
アルミ製足場板は、ほぼ同じ寸法で7.6kgとなっています。
4m足場板の寸法と重量まとめ
一般的な足場である4m足場板の重量は、メーカーの製品やサイズ、材質などの要素によって様々です。
一般的なサイズや重さについて、次の表にまとめましたのでご覧ください。
スチール(鋼)製足場板
寸法 厚さ×幅×長さ(mm) | 重さ(kg) |
40×250×4000 | 12.5kg |
40×250×3000 | 9.5kg |
40×250×2000 | 6.5kg |
40×250×1000 | 3.5kg |
アルミ製足場板
寸法 厚さ×幅×長さ(mm) | 重さ(kg) |
32×240×4000 | 7.6kg |
32×240×3000 | 5.7kg |
32×240×2000 | 3.9kg |
合板足場板
寸法 厚さ×幅×長さ(mm) | 重さ(kg) |
28×240×4000 | 22kg |
足場板の素材別の特徴まとめ
アルミ製足場板の質量は軽いのですが、アルミ製の足場板は万能なのか、というとそうではありません。
以下にそれぞれの素材のメリット、デメリットを2つずつ紹介していきます。
アルミ製足場板
メリット
- 経年劣化が少なく錆びにくいため、長期間使用できる
- スチールの約1/2の重さで、作業員の疲労、輸送コストを削減できる
デメリット
- 加重時の沈み込みが大きい
- 高価
スチール製足場板
メリット
- 経年劣化が少なく、長期間使用できる
- 加重時の沈み込みが小さい
デメリット
- アルミの約2倍程度の重さ
- 錆びやすい
合板足場板
メリット
- 強度があるため、耐荷重が大きい
- 安価
デメリット
- スチールの約2倍、アルミの約3倍の重さ
- 木質のため、汚れや腐りに弱い
現場で作業をするにあたって、どの素材を用いることが安全性の確保や作業員の負担軽減、コストの削減になるのか、しっかり吟味して選ぶ必要があります。
まとめ
現在、4mのアルミ製足場が非常に多く取り扱われています。
足場板の重量には板の製作に用いた素材が大きく関係してきます。
アルミとスチールはどちらも金属製ですが重量が大きく異なり、金属製と木製でもさらに重量が異なります。
軽ければ軽いほどより高いコストが必要となります。
長い目で見ればアルミ製の足場板を購入して長い期間使用することが、負担軽減やコスト削減の面では一番望ましいかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。