最近の一般的な足場職人は真面目な人が多い傾向にあるようです。
しかし、足場職人といえば、ヤンキーもしくは元ヤンキーが多いというイメージを持つ方もいるかもしれません。
元ヤンキーでも足場職人になれる?
元ヤンキーの人は一般的に学歴が低いと言われることが多いですが、元ヤンキーの方でも足場職人になれるのでしょうか?
足場職人の仕事のように、高所での作業となると、弱気でビビリ症の方にはつとまらないことがあります。
気合いとガッツがある元ヤンキーの人たちに適性があることが実は多いのです。
しかも足場職人になる時、学歴は厳しく見られない傾向があります。
足場職人になってすぐは見習いとして入るので、知識もスキルも不要ですし、現場で実践しながら磨いていくという流れをとっているところがほとんどです。
足場職人の全体の95%くらいが最終学歴が中卒であるとも言われています。
彼らは現実社会で学校教育が役に立たないと見ていることが多く、勉強に対して努力ができないのではなく、関心のないことへの努力をするのではなく社会の中で自分が必要とされる立ち位置を早くから見つけるためにそういった経歴を選ぶことも多いのです。
足場職人は男らしい仕事である!
学業で自分らしさを見つけるのではなく、仕事に自分の存在意義を見出そうとする。
早くから社会に出た元ヤンキーの人々は、発言に中身の伴っていないいわゆるただ意識だけが高い系の人ではありません。
足場職人のように自ら体を動かして現場に立つ仕事は、元ヤンキーの彼らにとって男気に溢れていて、自分らしく働ける仕事とも言えるのでしょう。
どうして足場職人にはヤンキーが多いのか?
足場作業の現場にヤンキーが多い理由は、建設現場と反学校文化との相性が良い傾向にあるからです。
それだけ懐の深く男気のある人々で構成された職場環境だと言っても過言ではありません。
現場で働く人の中には、教師への反抗、飲酒、喫煙、逸脱的なファッションなど「反学校の文化」を実践したことのある人もいるでしょう。
また、足場職人の職場の気風は本質的に男っぽいものと言えます。
力もいりますし、昔ながらの上下関係もあり、覚えることも忍耐が必要な場面も多い。
「女々しい」男では到底やっていけません。
テキパキと、そして力強い仕事ぶりも求められます。
学校教育に疑問を感じ、元ヤンキーという道を進んだ彼らも、自分自身で早くから漕ぎ出た社会の中で自分に合う仕事を選んでいます。
自分が役に立てる場所を考え、将来を選び取っていく彼らの行動は、元ヤンキーとだけで表現するのでは申し訳ないくらいに男気のある姿とも言えますね。
まとめ
足場職人は低学歴の人も中には多いです。しかし彼らは早くから社会に出て、現実をよく認識しており、自らが役に立てる場所を考えて選び取った人たちです。
自分たち労働で求められることは基本的にどの職業でも変わりありません。姿が違えどほぼ同じことなのです。
その中で自分が活かせる、自分らしく働ける現場を選んだ男気のある彼らと足場職人という社会は相性がいいのだと言えます。