足場の部材を運ぶトラック、例えば一般的な建坪40坪ほどの外壁を張り替えるために足場を組む場合の大きさを考えてみましょう。
だいたい2トンから3トンのトラックでロングのものが足場の部材を搬入するものになります。
現場によっては短い車両を一回の搬入では終わらないので、2台使ったりします。
そんな足場工事トラック、中古で購入するとしたら一体いくらくらいするのでしょうか?
2トントラックとは?
2トントラックは、車両総重量が5トン未満で、最大積載量が2.0から2.9トンの小型トラックです。
定員は最大3名の仕様が大半です。中には6名のものもあります。
現行の免許であれば、準中型免許以上の免許があれば運転可能なため、新人やトラック初心者から人気があります。
2トントラックのボディ形状である平ボディは、屋根のない、オープン型のトラックです。
明治時代に誕生した、日本初のトラックが平ボディ型であったほど、オーソドックスな形状です。
積荷をエレベーターのように昇降できる、パワーゲート付きなど著しい進化が見られます。
地面から荷台までの高さがある高床タイプとコンパクトな低床タイプがあります。
雪道や山間部を走行する予定がなければ、低床のタイプの方が荷物の運びやすさから人気です。
車両タイプ別:寸法サイズ目安
車両のサイズによっても種類が分けられます。
以下が寸法サイズの目安です。
- ショート:全長4.7m・全幅1.7m程度
- ロング:全長6.0m・全幅1.9m程度
- ワイドロング:全長6.0m・全幅2.1m程度
ショートはAT限定免許しか所持していなくても運転OKというモデルも多数ありますので、トラック初心者でも運転しやすいです。
小回りがきき、都心や住宅街などの狭い道でも走行しやすいのが特徴です。
ロングやワイドロングは、荷幅が広いものを運搬することができます。
また積載量も上がるため(ショートに比べ0.5トンから1トンは多く積めます。
気になる相場と車両本体選びの注意事項
ブランドによって変わりますが、だいたいの2トン中古トラックの平ボディの相場は、150万円から250万円ほどです。
いすゞ(いすず)自動車のエルフシリーズ、三菱ふそうのキャンターシリーズ、日産のアトラスシリーズなどが人気車両になります。
小型トラックに分類される2トンのトラックですが、新車の価格は安くないため、中古トラックディーラーを使用して購入コストを削減することをお勧めします。
ただし、中古トラックは車両によって条件が異なるため、購入前に中古トラック販売店で確認した方が良いと思います。
現在、トラックは劇的な進化を遂げており、燃費が良く、環境に優しく、安全性能が向上した多くの車両が発表されています。
中古2トントラックを選択する際に確認したいのは車両登録年と走行距離です。
トラックの法定耐用年数は新車登録から4年に定められています。
中古2トントラックの法定耐用年数は2年と考えて良いでしょう。
使用限度としての耐用年数は走行距離で判断しますが、20万キロメートルが寿命の目安だと言われています。
車両のボディのチェックポイントには、ボディの傷やへこみ、点検および保守されたステッカーの有無、タイヤの摩耗、機器の動作チェック、オイル漏れなどが含まれます。
試乗できない車両を購入対象から除外できると言えるように、試乗ができるかどうかを確認することが重要です。試乗は可能な限り行う必要があります。
まとめ
足場工事で使用されるトラックは、2トンの平ボディトラックであることが多いです。
中古車の相場は150万円から250万円です。
2トントラックは小型トラックに分類され燃費がよく、環境に優しい、安全性能が向上したトラックが発表されています。
中古車を買い求める際は必ず耐用年数を考え、試乗できるかどうかを確認しておきましょう。