【2020年最新】労務安全書類（グリーンファイル）とは？各書類の書き方まとめ

労務安全書類（グリーンファイル）とは？

労務安全書類とは、作業員についてや、現場で工事、作業を行う上で危険が伴う道具や作業内容を管理をするための安全書類のことです。
グリーンファイルとも呼ばれます。
「安全書類」や「安全衛生書類」とも呼ばれ、主要な書類だけで20種類以上もの数になります。

労務安全書類は現場での事故などの労働災害を未然に防いだり、事故が起こった際に責任の所在を明らかにしたりするなど、作業員の安全や権利を守るために欠かせないもの。

すなわち、作成するその労務安全書類の内容が現場に携わる作業員の命や権利を守ることにつながっているとも言えるのです。

そのため、労務安全書類(グリーンファイル)の正しい書き方、必要な内容をしっかりと理解しておく必要があります。

それでは次の章で労務安全書類の書き方について詳しく見ていきましょう。

労務安全書類（グリーンファイル）の各書類の書き方まとめ【2020年最新】

まずは、労務安全書類（グリーンファイル）の主な書類を一覧で見ていきましょう。

• 作業員名簿
• 工事安全衛生書
• 新規入場時等教育実施報告書
• 安全ミーティング報告書
• 持込機械等（移動式クレーン/車両建設機械等）使用届
• 持込機械等（電気工具/電気溶接機等）使用届
• 工事・通勤用車両届
• 有機溶剤・特定化学物質等持込使用届
• 火気使用届

他にも多数の労務安全書類がありますが、上記に挙げた主な10種類の書類の作成方法を見ていきましょう。

作業員名簿

誰がいつ現場に入っているのかを把握するために作成する書類です。
記入項目がとても多いのでとても複雑な書類の一つとなっています。
フォーマット：A3用紙 横 1枚

工事安全衛生書

工事を安全に進めるためにどのような行動をとるか、どのような意識で取り組むかを報告するための書類です。
フォーマット：A3用紙 縦 1枚

新規入場時等教育実施報告書

下請業者の作業員がきちんと安全衛生教育を受けて現場に入場しているということを元請けに報告するための書類です。
フォーマット：A4用紙 縦 1枚

安全ミーティング報告書

「危険予知活動報告書」とも言われ、安全ミーティングをきちんと実施していることを証明する書類です。
万一事故などの労働災害が起きてしまった場合に、現場での安全はしっかり確保されていたかということを証明するための重要書類の一つです。
フォーマット：A4用紙 縦 1枚

持込機械等（移動式クレーン／車両系建設機械 等）使用届

重機やクレーン車といった、現場で使用する建設機械を管理するための書類です。
左側に使用する機械の内容を、右側にそれぞれの点検内容を記入します。
フォーマット：A3用紙 横 1枚

持込機械等（電気工具・電気溶接機）使用届

作業に必要な電気工具や溶接機といった機械を届出し、管理するための書類です。
左側に使用する機械の内容を、右側にそれぞれの点検内容を記入します。
フォーマット：A3用紙 縦 1枚

工事・通勤用車両届

工事現場で使用する車両や通勤するための車両を管理する書類です。
トラックなど現場で使用する車両を届け出ます。
フォーマット：A4用紙 縦 1枚

有機溶剤・特定化学物質等持込使用届

危険物や有害物を使用する場合に作成する書類です。
フォーマット：A4用紙 縦 1枚

火気使用届

溶接などを現場で使用する際の許可を申請をするための書類です。
フォーマット：A4用紙 縦 1枚

建設業界の仕事は現場での作業だけではなく、こうした安全のための書類作成などデスクワークもあります。
各書類の作成、届出は日々の現場仕事に加えて大変労力のいる業務になりますね。

そんな時オススメしたいのがGreenfile.work(グリーンファイルワーク)というサイトです。
Greenfile.workは建設現場における安全書類の作成や管理のシステムを提供しているサイトで、元請けは有料、協力会社としての利用は完全無料となっています。

安全書類の作成や管理に苦労しているという方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

Greenfile.workのサービス内容や特徴、料金などはこちらの記事により詳しくまとめてありますのでぜひご一読くださいね。
↓↓↓↓
Greenfile.work(グリーンファイルワーク)は便利？システムのサービス概要や特徴、料金体系など紹介

まとめ

今回は、労務安全書類（グリーンファイル）とは何か、また労務安全書類の各書類の書き方について解説いたしました。日々の現場での業務に加えてこうした書類を作成するのは大変労力のいることですよね。なおかつ現場の安全や作業者の命、権利に関わる重要な書類ですので、正しく書き方を理解して作成する必要があります。
書類作成のテンプレートや書類管理のシステムを提供しているサイトもいくつかありますので、ぜひ活用してみてくださいね。