世間の鳶職に対するイメージはあまり良いとはいえません。
そう思われる原因はさまざまですが、そのほとんどに共通しているのが「怖い」という理由です。
実際目つきの鋭い人や元ヤンキーの人は多いですから、ある程度は仕方のないことかもしれません。
しかし、マイナスのイメージばかりが先行してしまうのは悲しいことです。
当然、鳶職人の中にも人格者はいますからね。
悪い部分ばかりでなく、良い部分にも目を向けていきたいものです!
鳶職って世間ではイメージが悪い?
世間から見た鳶職のイメージは以下のようなものがあるようです。
- 言葉遣いが荒い
- 金遣いが荒い
- 暴力的、喧嘩っぱやい
- ニッカポッカ=ヤンキーっぽい
- 低学歴
- 肉体労働
- 3Kの仕事(キツイ・危険・汚い)
以上の理由からすると、あんまり世間のイメージは良くないですね。
たしかに、やはり学歴や経験の有無に関係なく働けるということでいろんな人が集まってきますし、中にはそういう人もいるかもしれません。
しかし、すべての人がそうかというとそんなことはありません。
当然のことながら鳶職人にも人格者はいます。
鳶職人だからダメという訳ではなく、あくまでその人次第であるということですね。
鳶職の魅力を解説!
続けて鳶職の魅力について解説していきます。
精神と肉体が自然と鍛わる
仕事を通して精神と肉体が勝手に鍛えられるのは鳶職の魅力です。
女性からもガッチリとしてたくましい肉体がカッコいいという声があります。
厳しい先輩たちにしごかれつつ、数キロ〜数十キロの鉄の部材を運ぶことで肉体・精神ともに鍛えられていくのですが、心身ともにズタボロになるので正直かなりしんどいです。
事実、3年以内には多くの人が鳶職を辞めていきます。
辛さのあまり、その環境で生きていける人たちは「どこにいってもやっていける」と言われるほどです。
みんなが逃げ出したくなるような状況にも立ち向かえる男なのですから、そりゃカッコよくて当然ですよね。
経験の有無や学歴に関係なく働ける
鳶職含めた建設業界は働き手の受け皿が広く、未経験・低学歴であっても就職することができます。
学歴や勤続年数ではなく、あくまでその人が持つ実力で評価されるのは鳶職の魅力と言えるかもしれません。
頑張れば頑張っただけ報われる可能性が高いですからね。
どんな人にでもチャンスが与えられている数少ない職業だと思います。
若くして稼ぐことも可能!
前述のとおり、鳶職は年齢に関係なく実力さえあれば上にあがっていける実力主義な側面があります。
そのため、自分の実力を磨いていけば若くして稼ぐことも十分に可能です。
親方になって従業員を雇えば年収500万円〜600万円は可能ですし、やり手の親方になれば年収1,000万円も目指せます。
ただし、そこまで上り詰めるためには実力だけでなく、人としての魅力も磨く必要がありますし、人を上手に動かす能力も求められます。
「将来親方になりたい!」という志の高い人は自らが子方の時から尊敬できる親方の振る舞いを見て学んでおくと良いと思いますよ。
まとめ
今回は鳶職のイメージが悪い原因と、鳶職の魅力についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
鳶職のイメージが悪いのは「低学歴・未経験」でも働けることでいろんな人が集まるというのが大きそうです。
しかし、イメージが悪いとはいえ中には良い人もいますから、見た目で判断するのは避けたいところ。
鳶職の仕事はハードな肉体労働で、精神・肉体共に鍛えれることや頑張り次第で稼げるというのが魅力として挙げられます。
見た目は怖い人が多いかもしれませんが、男として魅力的な人もたくさんいるということですね!