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鳶職は危険で事故が多い?なぜ危険な仕事だと言われるのか詳しく解説

鳶職はよく危険な職業と言われます。
理由は高所での作業が多いことや、足場から落下してしまう危険があるからです。
そのほかにも危険な要素はありますが、なぜそこまで危険と言われているのでしょうか?
これから鳶職になろうとしている方や、大切な我が子を危険な職業に就かせていいか悩む親御さんにとっては、ぜひ理解しておきたいポイントですよね。

そこで今回は「鳶職の仕事が危険と言われる理由」についてご紹介いたします。

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鳶職は危険で事故が多い?

鳶職の仕事の舞台は、地上から数メートル〜数百メートル離れた高所。
高所が苦手な人にとってはそんな場所で作業することを想像するだけでもゾッとするかもしれませんね。

世の中には危険とされる職業がいくつかありますが、その職業のなかでも鳶職はどのくらい危険なのでしょうか?
それを表す指標として「生命保険の加入金」があります。
たとえば50代の掛け金の平均額は約20,000円。
一方で鳶職の掛け金は約30,000円でした。
毎月1万円、年間で12万円も保険料に開きがあるのです。
それにも関わらず、保障上限額の設定は低い水準にある。
なぜなら、危険で死亡するリスクが他の職業よりも高いからです。
以上のことからも鳶職は危険な仕事であるということは大まかに感じ取っていただけたと思います。

しかし、漠然と危険なイメージを持っていても議論が進まないのも事実でしょう。
ここからは具体的にどのような危険があるかについて見ていきます。

鳶職はなぜ危険な仕事だと言われるのか

鳶職の仕事はなぜ危険だと言われるのでしょうか?

ここからは鳶職の仕事に潜んでいるリスクを挙げていきたいと思います。

転落

やはり一番多いのは転落による事故です。
突風に煽られたり、雨天時や積雪など悪天候時に足を滑らせたり、足場の組立・解体時に固定が甘い足場に乗って踏み外すなど理由はさまざま。

「安全帯」と呼ばれる命綱の着用が義務づけられていますが、仕事に慣れてくると安全帯の着用を怠る人間も出てきます。

また、それ以外にも資材を搬入するなどの理由から、転落を防止する資材である「筋交」を外しており、搬入作業が終了した後も付けるのを忘れてしまったがために転落してしまったケースがあります。

感電

意外に思われるかもしれませんが、感電による事故も少なくないです。
足場を組み立てるための資材には、扱いやすくて強度もある鉄やアルミなどが使われています。
これらの金属製品は電気を通しやすく、落雷などによって感電するリスクを高めています。
雷といえば真夏のイメージがありますが、「春雷(しゅんらい)」といって3〜5月にかけても落雷のおそれがあります。
ビルなどの高層物件ではクレーンを使って資材を上げ下げしますが、クレーン作業中に落雷して作業員が感電するという事故も実際に起きています。

部材の受け渡し作業

数キロから数十キロの鉄の部材を地上から上に向かって投げ渡したり、逆に上から落とされたものをキャッチする「部材の受け渡し作業」も最も危険な作業のひとつです。
キャッチするときに掴み損なって指などを骨折・捻挫してしまう、足場材が破損していてキャッチした時に手に深い傷を負ってしまう、手を滑らせて上から落ちてきた部材が下にいる作業員に直撃する、などが主な事故です。

また、ある程度の高さを超えてくると、地上から部材を渡す人と上で部材を受け取る人のあいだに仲介する人が入るのですが、その仲介人は手すりから身を乗り出す必要があります。
いくら安全帯をつけているとはいえ、ボルトの締めが甘ければ手すりが外れてそのまま落下してしまうこともあるでしょう。
足場を組み立てるためには「足場の組立て等作業主任者技能講習」という資格が必要であり、しっかりとした足場の知識を身につけて実施する必要があるのです。

熱中症

働くのは空調の効いたオフィスではなく外であり、夏場は熱中症のリスクが非常に高いです。
最近は空調服の誕生などにより、多少はリスクが改善されてはいるものの、それでも熱中症のリスクがあることに変わりはありません。
万が一足場の上で熱中症を起こしてしまえば、そのまま転落して二次災害に繋がる恐れもあるため無理は禁物です。
体調管理も仕事のうち、ということですね。

危険もあるが安全対策も向上しつつある

鳶職が危険な仕事であることに変わりはありませんが、危険な仕事であるからこそ、安全対策も徹底して行われています。
安全帯の装着はもちろん、危険予知トレーニングといって作業に着く前にどんな危険があるかを予め確認するミーティングを開くことや、足場の組み立ては資格がないとできない・18歳未満は高所での作業が出来ないなど、さまざまな安全対策が行われているのです。

また、事故を未然に防ぐ仕組み、いわばルールが「労働安全衛生法」という法律によって定められています。
安衛法は実際に起きた事故などを教訓に内容が更新されていくものなので、作業環境は時代とともに改善されているといえます。

まとめ

今回は「鳶職の仕事が危険と言われる理由」についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
鳶職が危険な仕事であることは間違いありませんが、危険だからこそ用心するものです。慣れや油断には注意が必要ですが、安全を確保するための正しい知識を身につけてしっかりと実行すればほとんどの事故は防げます。建築業界全体で安全に関する規則が年々厳しくなっているため、作業環境は昔よりも向上しています。ですので、必要以上に恐れる必要はありません。

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