自宅の外壁の塗り替え、天井のリフォームを自分でやりたいと考える本格派のDIY好きの人が高所での作業を脚立やハシゴに登ってしているところを見かけますが、足場がグラつきとても危険です。
作業効率をあげ安全も確保するためにも必ず足場を設置して行うことをオススメします。
足場建設専門業者に依頼すれば設置する場所や面積にもよるでしょうが、100,000円程度は見ておかなければなりません。それならばDIYで自分で足場の組立をしたいと思う人もいらっしゃるかと思います。
一人で組立から解体までするとなると単管足場が最適と言えます。
DIYで足場を組立したいなら単管足場がオススメの理由
単管足場をオススメする理由として、組立と解体が最も簡単という点が挙げられます。
単管足場で使用するパーツは、足場を地面に固定する土台である固定ベース・単管パイプ(鋼管)・クランプ(交差する鋼管を繋いで固定するための緊結具)・単管ジョイント(鋼管を垂直に繋ぐ緊結具)の4種類だけです。
これらを縦横に配置して作る単純な作りの足場ですから、DIY用の工作用具を持っていればとても簡単に組立ができます。
組立方法を説明したサイトや動画がいくつもありますので、それらを参考にすれば一人で十分組立が可能です。
次に、ビル工事の仮設足場建設現場を見て分かる通り、高層建築向けの足場資材は広い場所がないと置いておけません。その点、単管足場の組立パーツは1つずつの大きさが小さく、1番大きな資材である単管パイプもコンパクトにまとめて片付けておけます。
そして、単管足場は隣家との間が狭くても組むことができるのもメリットです。
枠を使って強度を高めた枠組み足場、一定間隔ごとに緊結部を作り先端をくさび状にした部材を固定していくくさび緊結足場は大きさや幅の規格が決まっているので狭い場所での組立は不可能ですが、単管足場は単管パイプを必要な長さにカットすれば、その場所に合うサイズに調整できるので隣家に迷惑をかけずに済みます。
単管足場の資材は安価で、少し大きなホームセンターなら全ての資材を揃えられるところも、DIYで足場を組立しようと考えている人にオススメです。
また、個人でも購入できる中古の足場資材通販ショップを使うと更に価格を抑えることができますので、そちらを検討してみるのもよいでしょう。
組立と解体が容易で、資材の置場所に困らず、近隣の家の迷惑になりにくく、資材を手軽かつ安価に入手できる単管足場はまさにDIYにぴったりな足場なのです。
まとめ
今回はDIYで簡単に足場を組立したいなら単管足場がオススメの理由をご紹介していきましました。
たった4種類の資材で簡単に組立できる単管足場は、単管のサイズを必要な長さに加工できるため、戸外にしろ、室内にしろ、狭い場所に設置したい時に最適で、組立から解体まで全て自分一人でできますし、資材は普通のホームセンターに売っているものばかりです。せっかくのDIYも怪我や重大事故を起こしてしまっては台無しです。高所で作業をする時には文字通り足場をしっかりと作り、安全を確保してから楽しみましょう。