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足場材の伸縮ブラケットとは?用途について詳しく解説

足場材に伸縮ブラケットと呼ばれる部材があります。
直角三角形をしていて、水平部分を自在に伸び縮みさせることができる部材ですね。
はじめて目にした時は恐らく何に使う足場材なのか検討も付かないと思います。

そこで今回は、足場材の伸縮ブラケットに関する説明や、その用途について詳しく解説いたします。

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足場材の伸縮ブラケットとは?

伸縮ブラケット 用途

伸縮ブラケットとは、その名にある通り、伸び縮みさせて長さ調節できる構造が取り入れられているブラケットのことです。

ブラケットは”持ち送りわく”とも呼ばれます。

足場材のブラケット(持ち送りわく)には足場から作業床を張り出す必要がある際、張り出した作業床の荷重を支えるために使用されるもので、種類は次の5つほど。

  • 伸縮ブラケット
  • 固定型ブラケット
  • 折りたたみブラケット
  • ネットブラケット
  • 特殊ブラケット

それぞれのブラケットに特徴があり、役割も異なります。

伸縮ブラケットの用途

伸縮ブラケットを使った足場は、主に低層住宅の建築工事・塗装工事や改修工事などで使われることが多いです。

15m程度までであれば足場を組むことができるため、3階建てほどの高さであれば対応できます。
(※もちろん強度計算をして問題がないことを事前に確認する必要はあります)

伸縮ブラケットの許容荷重の範囲内でなければ破損・倒壊の恐れもありますので、十分に注意してください。

伸縮ブラケットの寸法について

自在に伸縮させることができるという大きなメリットがある伸縮ブラケットですが、具体的にはどの程度まで伸び縮みさせることができるのでしょうか?

仮設工業会が定める認定基準では、ブラケットの幅は「300mm以上1150mm以下」と規定されています。

上記の規定の範囲におさまっていないブラケットに関しては安全性に関する承認を受けていないことになります。

予備知識:単管ブラケット足場

伸縮ブラケット 用途

単管足場とは、支柱となる単管パイプをクランプで固定して組み立てていく足場のことで、足場板がなく、2本のパイプの上で作業をするのが特徴的な足場ですよね。

しかし、単管足場には実はもう一種類あり、それが単管ブラケット足場というものです。

単管ブラケット足場は単管パイプにブラケットを組み合わせ、足場板を設置したタイプの単管足場のこと。

単管足場は2本の単管パイプの上で作業するため、どうしても安全性が低くなってしまいがちです。

ただ、単管ブラケット足場であれば足場板を設置することが出来る分、作業時の安全性が高くなります。
それに加えて、単管足場のメリットである狭い場所・狭小地にももちろん対応できますから、ブラケットの存在は大きいですね。

組み立てと解体に時間や手間がかかってしまうのが難点ではありますが、単管ブラケット足場というものがあるというのも覚えておきましょう。

まとめ

今回は足場材の伸縮ブラケットに関する説明や、その用途について詳しく解説いたしました。
いかがでしたでしょうか。
伸縮ブラケットとは、水平部分を伸び縮みさせて長さを調整できるブラケットのことです。
基本的には支柱と組み合わせて踏み板のフック部分を掛けるための部材で、張り出した作業床の強度を支えるやくわりがあります。
主に低層住宅の建築工事や塗装工事などの足場設置に用いられていますので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。

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