足場材の一つであるメッシュパレット。
メッシュボックスと呼ばれることもある部材ですが、あまり聞き馴染みがないかもしれません。
しかし、ヤードで積み込み作業を行ったことがあれば、知らず知らずのうちに目にしているかもしれない部材でもあります。
何気なく使っている部材一つ一つにも名前がありますので、この機会にメッシュパレットについてしっかりと理解しましょう。
足場材のメッシュパレット・メッシュボックスとは?
メッシュパレットとは、金属でできた網状の板を組み合わせて箱のような形状にした容器のことです。
メッシュボックス、パレティーナと呼ばれることもあります。
物流・倉庫・工場など様々な場面で利用されており、建築業界でもヤードを綺麗に整理するためによく用いられていますね。
メッシュパレットの特徴には以下のようなことが挙げられます。
- 上に積み重ねていくことが可能
- 上に積み重ねても前扉が開き、中のものを簡単に取り出せる
- フォークリフトで効率よく移動できる
一見すると金網で出来たボックスに過ぎませんが、実は見た目以上に高強度。
一つのボックスで300kg〜最大2000kgもの荷物を積載可能です。
また、一人でも容易に折り畳みが可能で、使わない時は省スペースに収納できます。
人手不足が課題になっている物流業界や建築業界では、倉庫整理にかかる人員もできれば削減したいもの。
そうした背景からも、メッシュパレットは重宝されているようです。
メッシュパレットのサイズ
サイズによって積載可能な重量が上下します。
基本的には網目が細かく、金属が太くなるほど高価です。
網目の大きさは主に次の3パターン。
- 25mm×50mm
- 50mm×50mm
- 50mm×100mm
網目の大きさが細かいほど頑強で重くなります。
次に金属の太さは主に2パターン。
- 直径3mm
- 直径6mm
網目に使われている針金が太いほど頑強になります。
メッシュパレットの種類
メッシュパレットには、キャスターの付いている/付いてないタイプがあります。
キャスター無しの場合は、フォークリフトかホイストクレーンを使って移動させるしかありません。
キャスター有りなら人力でも押せます。
一方でキャスターの耐荷重を考慮すると、キャスター有りは積み上げ可能な高さが減ってしまうというデメリットもあります。
どちらにもメリットデメリットがあるので、ご自身の目的や収納したいパーツの量、倉庫整理に割ける人員などからキャスターの有無を選んでください。
メッシュパレットの主な製造メーカー
メッシュパレットの主な製造メーカーには次の3つがあります。
- 渡部工業株式会社
- 株式会社武蔵野商工
- ボックス工業株式会社
メーカーごとに品揃えの豊富さやオプションの充実度などが異なりますので、比較検討してみましょう。
渡部工業株式会社のメッシュパレット
株式会社武蔵野商工のメッシュパレット
ボックス工業株式会社のメッシュパレット
まとめ
今回は足場材のメッシュパレット、およびメッシュボックスとは何かを解説いたしました。
いかがでしたでしょうか。
メッシュパレットは主にヤードの整理に用いられる、金網状の板を組み合わせて箱状にした部材のことです。
積載荷重は300kg〜最大2000kgで、積み上げ可能。
フォークリフトでの移動も可能ですし、キャスターを取り付ければ人力でも移動させることが出来ます。
積み上げれば省スペースでの収納も実現できますので、物流業界や建築業界では重宝されている部材ですよ。