移動はしごは好きな場所に設置できるので、屋根上や高い場所などの作業時にとても便利ですよね。
そんな移動はしごですが、移動はしごに使うはしごは一定の要件を満たしている必要があると、安衛則で定められています。
しかし、そう言われても具体的にどのような商品を買えばいいかわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
足場材で使われる「はしご」オススメ商品3選
それではさっそくはしごのオススメ商品を3つご紹介していきます。
長谷川工業:3連はしご(7.86m)
長谷川工業の3連はしごは最大7.86mまで伸縮が可能です。
滑車付きなので軽い力で伸縮できるという利点もあります。
価格は少々お高めですが、安定感・使いやすさ・伸縮のしやすさなどを高く評価する使用者も多く、価格相応の性能と言えるのではないでしょうか。
また、3連はしごでありながらも、軽自動車にも載せられる大きさなので重宝するはずです。
(※車種によっては乗らない場合もあるので、ご自身でも確認の上購入してください)
長谷川工業の3連はしご
ブランド名:長谷川工業(Hasegawa)
価格:51,700〜66,000円程度
サイズ:40.4cm(横幅) x 351cm(高さ)
段差の幅:20cm
重量:21kg
材質:アルミ、スチール
耐荷重:100kg
Moore Carden:伸縮はしご(3.8m)
Moore Cardenの伸縮はしごは所謂タケノコ式と呼ばれる商品です。
コンパクトに収納できるので管理がしやすく、持ち運びにも便利です。
一方で、ユーザーからは意外と重い、伸ばし切ったときのたわみが若干気になる、などがデメリットとして挙げられていました。
しかしながら150kgの負荷までであれば耐えられる設計になっているので、見た目以上に耐久性はしっかりしていそうですね。
価格が8,000円〜9,000円程度とお買い求めやすいのもオススメなポイントです。
Moore Cardenの伸縮はしご
ブランド名:Moore Carden
価格:8,000〜10,000円程度
サイズ:45cm(横幅) x 86cm(高さ)
段差の幅:30cm
重量:10.8kg
材質:アルミ
耐荷重:150kg
Power-on:折りたたみ式伸縮はしご(3.17m)
Power-onの折りたたみ式伸縮はしごは、はしごとしての用途はもちろん、脚立としての役割も両立できる万能タイプです。
はしごとして使う場合は最長317cm、
脚立として使用する場合は最大155cm高の脚立になります。
耐荷重150kgと耐久性も抜群ですし、価格もサイトによっては11,000円程度で販売されていたりするので、こちらの商品もオススメなはしごの一つです。
Power-onの折りたたみ式伸縮はしご
ブランド名:Power-on
価格:10,900〜24,400円程度
サイズ:68cm(横幅) x 86cm(高さ)
段差の幅:30cm
重量:11kg
材質:アルミ
耐荷重:150kg
足場のはしごを選ぶ時のポイント
はしごを選ぶ際には次の2点を満たしているはしごを選ぶのがオススメです。
- 作業したい高さ+1mのはしごを選ぶ
- 幅が30cm以上のものを選ぶ
それぞれ解説していきます。
作業したい高さ+1mのはしごを選ぶ
はしごの長さが、はしごの接点から1m長いものを選びましょう。
はしごは地面に対して75度で立てかけることを考慮した上で長さを計測してください。
また、はしごを接点から長く突き出しすぎると、はしごから屋根に乗り移る際にはしごが動き、転倒や転落のおそれがあります。
伸縮式のはしごであれば現場に応じて柔軟に対応できるとは思いますが、必ず接点+1mのはしごを選ぶようにしましょう。
幅が30cm以上のものを選ぶ
購入したはしごを移動はしごとして使用する場合は幅が30cm以上の商品を選ぶ必要があります。
なぜなら安衛則第527条にて、移動はしごには次の要件に適合しているものを使用することが条件付けられているからです。
- 丈夫な構造とすること
- 材料は著しい損傷、腐食等がないもの
- 幅は30センチメートル以上とすること
- すべり止め装置の取り付けその他転位を防止するために必要な措置を講じること
そのため、はしごの横幅が30cm以上の商品を選ぶようにしましょう。
まとめ
今回は足場材で使われるはしごのオススメ商品を3つご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
屋根上や高所作業に使いたい場合は2連、または3連はしごがおすすめです。
ちょっとして高所作業であれば持ち運びや収納がしやすいタケノコ式が便利でしょう。
はしごの接点より+1m長いはしごでないと転倒、転落の恐れがありますので、目的の高さに適したはしごであるかをご自身でも確認した上で購入してみてくださいね。