家庭によって家具の色合いは違うもの。なるべく統一感をもたせるために、家具の色にこだわる方も多いと思います。
しかし、市販の家具だと自分の欲しい色がないことがほとんどで、作りは良くても買えずに歯痒い思いをすることもありますよね。
オーダーメイドで作ってもらうのも一つの手ですが、どうしても高くついてしまいます。
ですので、自分で作ってしまいましょう!
慣れていない方は作るのに苦労するかもしれませんが、掛けた手間や時間の分だけ愛着が湧きますし、「これは私が作ったんだぞ!」と家族に自慢することもできます。
そして何より、作る楽しさに気づいて自分の世界が広がることだってあります。
ぜひこの機会に、家族みんなが使える下駄箱づくりに挑戦されてみてはいかがでしょうか。
足場板でお洒落な下駄箱をDIY製作する方法
今回は塩ビパイプを使ったちょっぴり男らしいインダストリアルな下駄箱の作り方をご紹介していきます。
塩ビパイプの切断作業に少々苦戦するかもしれませんが、組み立ててしまえば後は板は乗せるだけなので比較的簡単に作れますよ♪
1.塩ビパイプの切断
まずは作りたい下駄箱のサイズ感に合わせてパイプの寸法を決めます。
切断部分に印をつけていき、それを目印に切っていきます。
切断する工具はパイプカッターやノコギリなど、塩ビパイプが切れれば問題ありません。
綺麗に切るコツは、切る部分にマスキングテープをぐるぐると巻きつけておくことです。
そうしておけば、まっすぐ切りやすいです。
2.塩ビパイプの組み立て
パイプを切り終わったら、次はジョイントパーツを使って仮組みしていきます。
小まめにメジャーで長さを測りつつ、差金で直角になっているかどうか確認しながら行いましょう。
もし、バリ(切り跡の出っ張り、ギザギザ)が引っかかって塩ビパイプがジョイントパーツに入りにくい場合は、やすり掛けすると入りやすくなります。
ある程度形が決まったら、ゴムハンマーなどで叩いて固定していきます。
あまり叩きすぎるとパイプが歪んだり、寸法が合わなくなったりしてしまうので、少しずつ叩いて固定していくのがポイントです。
この時点で左右非対称だった場合、設置したときにガタガタ揺れて見栄えやバランスが悪いので、塩ビパイプを追加購入して失敗した箇所を作り直します。
塩ビパイプの加工は難しいので、人によっては何回も繰り返す必要があると思いますが、はじめて製作する方なら誰しも通る道なので安心してください!
仕上がったときの美しさも全然違いますから、粘り強く取り組みましょう。
3.塩ビパイプを塗装
プラスチックのように表面がツルツルしている素材は塗料が付きにくいので、塗装する前にやすり掛けをしておきます。
塩ビパイプをやすり紙で包み込むようにしてやすり掛けすると早いです。
やすり掛けが終わったら、まとわりついた粉をキレイに拭き取り塗装作業に移ります。
まずプライマーを全体に吹き付けて乾燥するのを待ちます。
これを吹きかけておくことで塗料が付きやすくなります。
乾いたら塗料を塗っていくのですが、今回はよりサビ感を出すために、タカラ塗料の「錆エイジングセット」を使ってみました。
茶色の塗料をハケやスポンジなどを使って全体に塗っていきます。
角や細い溝の部分などは、歯ブラシや三角に切り取ったスポンジなどを使うと塗りやすいです。乾燥させたら、次は錆を表現するための、黄土色の塗料を塗っていきます。
こちらは、塗るというよりは、スポンジなどを使ってポンポンと叩いて色をつけていき、ハケなどで擦ってボカしていくというイメージで塗るとうまくいきやすいです。
また、パイプの直線部分ではなく、角があるところほどこの作業を繰り返せば、よりリアルなサビっぽく仕上がります。
これで塗装作業も完了です。
あとは足場板を枠の部分にはめ込んでいけば、塩ビパイプを使った下駄箱の完成です!
まとめ
今回は足場板でお洒落な下駄箱をDIY製作する方法を解説いたしました。いかがでしたでしょうか。
3ステップで作れますし、材料も非常にお買い求めやすい価格となっています。塩ビパイプの加工には苦戦するかもしれませんが、足場板を乗せるだけなので持ち運びも設置もラクラクできちゃいます。シンプルでお洒落な塩ビパイプのシューズラックを、ぜひみなさんも製作してみてくださいね!