鳶職として働こうと思っている人や、鳶職の彼氏と結婚を考えているけど「本当に結婚しても大丈夫なのかな？」と悩んでいる人もいると思います。
出張が多いということは、その分「家族と過ごす時間も減ってしまう」ということ。
仕事よりも家庭を大事にしたい人にとってあまりに出張が多いのは考えものですよね。
鳶職は出張が多いというのは本当なのでしょうか？
鳶職は出張が多いというのは本当？
どの程度から多いと言えるのかにもよると思いますが、鳶職の出張が多いのはどうやら本当のようです。
出張で数ヶ月というのは良くあることですし、出張が延期になるのも良くあることです。
延期になってしまう原因は様々ですが、主な理由は2つあります。
1つ目は、他の業者の作業の進捗によっては自分たちの出入りが遅れることがあること。
資材が届かなかったり、作業の進行に影響を与えるようなトラブルが起こったりするとどうしても工期は延びてしまいます。
2つ目は、悪天候の影響を強く受ける仕事であることです。
雨の日や台風が迫っていて風の強い日などは、安全面を考慮して仕事が急に休みになることもあります。
以上のように、出張が1ヶ月程度続き、場合によっては出張の時期がズレてしまうこともあるので、休みが不安定になりがちな側面はあると思います。
鳶職はどのくらい出張があるのか？
どのくらい出張があるのかは、会社によって異なります。
参考までに友人の鳶職は重量鳶をしていますが、出張は年に3回程度、1回あたりの出張が1ヶ月程度に及びます。
1年の25％は出張で家にいない計算になりますね。
ただし、年末年始やゴールデンウィークなどの休みはちゃんと取っていたようです。
意外にもワークライフバランスが充実していて驚きました。
さて、その一方で他の職業はどうなっているのでしょうか？
出張が多い仕事ランキングでも上位を占めているのは営業職。
営業職の中でも出張が多いとされている商社の営業と比べてみたらどうでしょう。
商社に勤めている営業だと全国にお客さんがいます。
国内に留まらず海外に顧客がいるということもあるかもしれません。
そのため、必然的に出張の頻度も多くなることが想像できますね。
では、実際のところはどうなのかというと、月の半分はホテル暮らしという生活を繰り返していたこともあるという人もいれば、ほぼ1年中ずっと出張していたという人もいます。
そうかと思えば、1ヶ月に数回程度という人もいました。
鳶職の出張頻度が年に合計で3ヶ月程度であることを考えると「鳶職の出張は多い」けれど、「出張が多い業界・職種よりは少ない」と言えるかもしれません。
出張で会えないのは寂しいですが、プラスに捉えれば、出張でお互いが離れ離れになる時期を繰り返すことでパートナーの大切さを実感できるということでもありますね。
鳶職はなぜ出張が多いのか？
ある程度実績のある会社ならば、遠方の地域からも工事の依頼が来る場合もありますし、それに伴って出張する必要も出てきます。
そのため、出張が多いのはある程度仕方がないことかもしれません。
また、出張期間が1ヶ月間ほど続くことも鳶職の仕事柄よくあることです。
大手ゼネコンなど規模の大きい工事に携わっているならば尚更ですね。
建設工事はさまざまな職人さんたちが入れ替わり立ち替わりで作業を進めていきます。
鳶職の主な仕事には、他の職人さん達が安心・安全に作業ができるよう、丁寧かつ迅速に足場の組立や解体を行うことです。
建設業界の仕事はよく「鳶にはじまり、鳶に終わる」と言われます。
鳶職人が足場を組み立てないことには他の職人さんたちが作業できないからです。
工事全体の工期が延びてしまえば他の業者にも迷惑が掛かります。
ですから、なるべく早く終わらせるために出張期間が長期化しやすくなっているという訳ですね。
まとめ
今回は「鳶職に出張が多いのは本当なのか？」についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
鳶職の出張頻度は年に3回、1回あたり出張が1ヶ月程度に及ぶ会社が多いと思われます。
最も出張頻度が多いとされる商社の営業職が月の半分は出張していたり、1年のほとんどが出張で終わる人もいることを考えると少ないとも言えます。
会えない期間があると寂しいですし、ちゃんと仕事をしているのか不安になることもあると思います。
しかし、建設業界の仕事は「鳶にはじまり、鳶に終わる」と言われるほどです。
仕事がなければ生きていけませんから、お互いの存在の大切さを実感する期間だと思って乗り越えましょう。
