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鳶職が安全帯を使わないで仕事できるのはどうして?

安全帯は高所からの転落を防止し、いわゆる命綱としての役割を果たしてくれるとても大切な道具です。
「安全帯を必ず付けろ」と親方から口うるさく指導された鳶職人もいると思いますが、現場によっては安全帯を付けずに作業をしたり、点検作業をしている人をよく見かけます。
安全帯を使用するのは義務だと思っていましたが、使用しなくて良い条件があったりするのでしょうか?
どのような時は使用する必要があって、どのような時は使用しなくても良いのか、気になったので調べてみました!

そこで今回は、鳶職の仕事で「安全帯が必要な場合・必要ない場合」についてご紹介いたします。

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鳶職が安全帯を使わないで仕事できるのはどうして?

「安全帯は必ず付けるもの」と教わってきた身からすれば、安全帯を使用せずに高所作業をすることはいかがなものか、と思うかもしれません。
しかし、安全帯はいつ、いかなる場合でも着用しなければならない訳ではなく、着用しなくていい場合もあります。
安全を確保するためにも安全帯は付けておくに越したことはありませんが、十分な安全が確保されているのであれば不要な時もあります。
作業効率も変わってくるので、不要な場合も覚えておくと良いでしょう。

ただし、例外もあります。
極端な話、もし作業させる側(現場の安全を管理する人)が安全帯を付けろといったら、作業員はどの高さでも基本的に安全帯を付ける必要があるということです。
その場合は監督者の指示に従いましょう。

鳶職の仕事で安全帯が必要なケース

安全帯が必要ない場合もあるとお伝えしましたが、具体的にはどのような時に安全帯が必要で、どのような時に必要ないのでしょうか?

まず、大前提として2メートル以上の高所で作業をする場合は足場を組み立て、作業床を設置することになっています。
しかし、現場によっては作業床の設置が著しく困難な場合もあるでしょう。
その場合は、安全帯の使用と防網を設置することで墜落の危険を防ぐための対策を施すことが求められます。
しかし、安全帯を使用する場合も、単管などで安全帯を安全に取り付けるための設備環境を整えた状態で使用するのが決まりです。

ですから、安全帯が必要な場合をまとめると、以下の2つになります。

  • 2メートル以上の高所で作業をする場合(且つ作業板の設置が著しく困難のとき)
  • 安全帯等の使用を命じられたとき

なお、2メートル以上の高所であっても、作業床があり、墜落しないための手すり等が設置されている作業場所であれば、安全帯の使用は必要ありません。

まとめ

今回は、鳶職の仕事で「安全帯が必要な場合・必要ない場合」についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
基本的に、2メートル以上の高所で作業する場合は安全帯が必要になる場合があります。
具体的には、作業床の設置が著しく困難な場合ですが、その際も安全帯を安全に取り付けるための設備を確保し、防網などを落下防止策を施した上で安全帯を使用することが条件付けられています。
逆に、高さ2メートル未満の場所で作業する場合や、2メートル以上の高所でも作業床があり、墜落しないための手すり等が設置されている作業場所であれば、安全帯の使用は必要ありません。
ただし、いかなる場合においても、安全を管理する立場の人から安全帯の使用を命じられた場合は使用する必要がありますので、注意しましょう。

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