単管パイプをホームセンターなどで購入すると、長さは書いてあっても重量が書かれていない場合もしばしば。
かといって単管パイプは長さもあるため、重量計に載せるのも一苦労です。
そんな単管パイプですが、重量はどのくらいあるのでしょうか?
【足場材】単管パイプの重量はどのくらい?サイズ別に紹介
それでは早速、単管パイプの重量について解説していきます。
足場材の単管パイプの重量について調査した結果を、以下の表にまとめましたのでご参照ください。
▼一般的な単管パイプ(鋼製)の基本情報
長さ(m) | 重さ(kg) | 外径(mm) | 肉厚(mm) |
1.0 | 2.73 | 48.6 | 2.4 |
1.5 | 4.095 | ||
2.0 | 5.46 | ||
2.5 | 6.825 | ||
3.0 | 8.19 | ||
3.5 | 9.555 | ||
4.0 | 10.92 | ||
4.5 | 12.28 | ||
5.0 | 13.65 | ||
5.5 | 15.01 | ||
6.0 | 16.38 |
上記の表を見てわかるように、1mの長さは2.73kg、そこから0.5m伸びるごとに約1.3〜1.4kg重さが増えています。
一般的な単管パイプを使用する場合であれば、1mの単管パイプの重さは2.7kg前後と覚えておくと良いでしょう。
ただ、単管パイプの肉厚や素材によっても重さが異なる場合もありますのでその点には注意が必要です。
単管パイプの素材によってどのくらい重さが違うのか
単管パイプには主に鋼製とアルミ製の2種類があります。
従来であれば鋼製が一般的でしたが、強度もあって軽量で錆びにくいということからアルミ製の単管パイプも目にする機会が増えてきましたね。
取り扱いやすくDIYでも活躍してくれます。
また、アルミ製の単管パイプについても重量を調査したところ、1mのアルミ製単管パイプの重量は約0.94kgでした。
外径48.6mm、肉厚2.3mmなので条件はほとんど同じです。
金属とアルミの比重は金属が7.8、アルミが2.7と言われますが、アルミが金属の34.6%ほどだと考えると、2.73kgの34.6%は0.94kg。
ですから、1.5m以上のアルミ単管パイプの重さを知りたい時は、先ほどご紹介した鋼製単管パイプの該当する長さの重量に34.6%を掛ければ求められます。
(※なお、アルミ製の単管パイプは強度不足で足場材としての使用はできませんので、ご注意ください。)
単管パイプの肉厚によってはどのくらい重量が違うのか
単管パイプの肉厚は2.4mmが一般的ですが、実はもう少し薄い単管パイプも存在します。
なぜ肉厚が薄い単管パイプが存在するかというと、兼ねてから軽量化のニーズがあったからです。
単管パイプの外径はJIS規格によって48.6mmと定められているため、変更することができない。そこで肉厚を薄くすることによって軽量化を実現しました。
現在販売されている中では、肉厚2.4mmの他に1.8mmが販売されています。
気になる重量はというと、肉厚1.8mmの単管パイプは約2.08kgです。
肉厚2.4mmの単管パイプが約2.73kgであることを踏まえると、0.65kgも軽いことになりますね。
肉厚1.8mmの単管パイプは2.4mmのものと比べると少したわみやすいという弱点がありますが、強度自体は高いです。
加工のしやすさは2.4mmの方が優れますが、軽さと強度を両立できるという点で、DIYには肉厚1.8mmの方が重宝するかもしれませんね。
まとめ
今回は単管パイプの重量についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
一般的な鋼製の単管パイプであれば重さは1mで約2.73kgです。そこから0.5mプラスされるごとに1.3kg〜1.4kgずつ増えていきます。
また、同じ1mの単管パイプでも肉厚や素材(鋼製とアルミ)で重さが異なります。
肉厚が通常よりも薄い1.8mmのタイプは1mで約2.08kg。
アルミ製の場合は肉厚2.3mmで0.94kgです。
参考になれば幸いです。