中低層マンションの大規模修繕工事などで、その経済性・作業性・安全性で近年注目を浴びるくさび足場。
特に関東・中部・関西などの大都市圏を中心にそのニーズは拡大しています。
最近では、レンタルサービスを行っている会社が増えてきました。
柱一本からレンタル可能な店も増えてきていますね。
レンタルすると、初期投資と資産計上が不要になりますし、使用後の機材のメンテナンス・保管・維持管理費用が不要です。
自社保有による繁忙期の機材不足を解消でき、現場ごとにタイムリーな機材調達が可能です。
くさび足場のレンタル料金はいくらくらい?
足場のレンタルは足場のコストを現場ごとの使用分のみに限定できるため、足場にかかる費用の明瞭化が可能です。
木造住宅一棟分の場合(30坪、架設面積200平方メートル)、基本料金が1万円ほど、それに上乗せしてレンタル料金が1ヶ月で1万5千円ほどかかります。
ですので、1ヶ月ならば2万5千円、2ヶ月ならば4万円、3ヶ月ならば5万5千円あたりが相場になります。
上記は踏板が250mm幅の場合で、400mm幅ならばさらにレンタル料が千円増しくらいになります。
他には返却時にレンタル材の洗浄代がかかる場合がありますが、レンタル材の洗浄代がゼロ円などのお得なサービスを行っている会社もあります。
自社にケレンセンターを構えており、塗料などの付着による洗浄代金がかからないというものです。
また、貸し出し可能枠の審査で、レンタル代金以外のまとまったお金を用意する必要もなく、保証人や保証金が不要というとレンタル会社もありますよ。
レンタル会社によってサービスやオプションで料金が取られる部分など異なりますので、実際に借りる際は問い合わせをしてみてくださいね。
レンタル足場の品質管理について
ほとんどの足場レンタル会社では、仮設工業会の製品ガイドラインに沿った品質を提供できるように(仮設工業会の製品ガイドラインとは仮設工業会が行う仮設構造物の安全性を確保するため、 仮設機材メーカーを対象にした、厚生労働省規格及び本会の定める仮設機材認定基準のことを示しています)、入庫した資材が変形してしまって使用できなくなったり、使用中に破損してしまう恐れがあるものなどの不良品を出さずに商品を届けることができるよう、品質管理を徹底しています。
資材ごとに様々な検品器具を用いて、検品基準を保つため品質にバラツキが出ない仕組みを徹底しています。
また、入庫した際の検品だけでなく在庫管理も徹底して行い、定期的な数量チェックや正確な在庫データの維持を行っています。
こうした品質チェックなどの取り組みは、入庫したときだけでなく出荷する際にもおこなっています。
ですので、レンタルする資材はすべて美品で安心できるものあることが多いです。
安全に直結する足場だからこそ、きちんと対応してくれるレンタル会社で借りたいですよね。
安全面や管理などを徹底している会社であることなどは公式ホームページからも見てとれる部分なので、事前に確認して借りるようにしましょう。
レンタル利用の流れ
足場レンタルの利用の流れですが、問い合わせから即日審査を行い、必要書類がそろい次第翌日には資材を出荷できるスピード対応の会社が多いです。
まずはホームページのお問い合わせフォーム、またはフリーダイヤル、またはFAXで問い合わせして、審査契約をします。
審査契約が通った場合基本契約書が郵送されます。
基本契約書を記入の上、レンタル会社に送ったら、注文することができます。
見積もり書内の必要事項を記入したらFAXまたは電子メールで送れば混載便またはトラックチャーター便で商品を届けてもらうか、機材センターで引き取りに行くことができます。
あとは、返却希望日の前日にレンタル会社に連絡して、返却手続きに入ります。
まとめ
くさび足場のレンタル料金は木造住宅一棟分の場合2万5千円ほど。
1ヶ月ごとに1万5千円くらい上乗せされるのが相場価格です。
足場機材の品質は、レンタル会社が入庫と出荷の際に徹底した管理をしているところがほとんどなので安心できます。
手続きも、電話やFAX、電子メールなどで簡単に行うことができますよ。安全に直結する足場なので、ご自身でもきちんとレンタル会社に確認の上借りるようにしましょう。