一人親方として働いていると現場ごとに給料の請求書を元請会社に提出する必要がありますよね。
しかしフォーマットが用意されていない場合も多く、どのように請求書を作成したら良いかわからない、といった声がよく寄せられています。
一人親方必見!給料の請求書の書き方
請求書の書き方に入っていく前に、まずは元請会社に請求書のフォーマットや用紙が用意されているかどうかを確認しておきましょう。
一人親方によく外注をする企業の場合は請求書の様式がすでに決まっていて用紙も準備されている場合が多いです。
「請求書をお送りしたいのですが、御社で請求書のフォーマットなどはございますでしょうか?」などと担当者の方に確認をし、特になければこちらで用意するようにしましょう。
給料の請求書のフォーマットは比較的自由です。
最低限含めるべき項目を抑えておけばどのように作っても問題はないとされています。
請求書に最低限含めるべき5項目
まずは請求書に最低限記載するべき項目を押さえておきましょう。
- 取引年月日
- 請求書の宛先にあたる事業者の氏名または名称
- 発行者の氏名または名称
- 取引内容
- 請求金額(税込)
以上の5点が国税庁が示す必要最低限の請求書の項目となっています。
上記の項目に加えて「支払い期日」や「振込先」も請求書に明記しておくと親切です。
最低限の項目を含めた場合の請求書の例がこちらになります。
取引内容はデザイン会社のものになっていますが、この内容の部分を一人親方が受注した仕事の内容に変更し、日付や宛名、発行者の情報を変えればOKです。
細かく記載する場合の10項目
より細かく記載をする場合は以下の項目を参考に作成してみてください。
- 請求書の相手先にあたる事業者の氏名または名称
- 自分の住所と名前
- 請求書番号
- 支払い期日
- 品目(商品やサービスの名称など)
- 単価
- 数量
- 請求金額(消費税も明記)
- 振込先
- 備考(振込手数料の負担の有無など)
上記の10項目が含まれているとお互いに請求内容をしっかりと確認しやすく丁寧な請求書となります。
また、請求書番号などがあることで自社での管理もしやすくなりますし、照会などが必要になった時にも役立ちます。
より細かく記載した場合の請求書の例がこちらです。
エクセルやワードを使って自身で請求書を作成するのが難しい、苦手だという方は請求書を無料でダウンロードできるオススメサイトを一つ挙げておきますのでぜひ活用してみてください。
まとめ
今回は一人親方向けに給料の請求書の書き方を詳しく解説いたしました。
まずは元請会社など取引先の企業で使用している請求書のフォーマットがないかを確認し、ない場合は今回の記事を参考に請求書を自作して用意してみてください。
必要最低限の項目が入っていれば言い回しや形式は問われません。
より細かな項目を用意しておくと取引先にとってもわかりやすく、自身も管理しやすくなるので最初にきちっとテンプレートを準備しておくといいでしょう。