一人親方が建設現場に入場するには「健康保険(国保か国保組合)に加入していること」「国民年金に加入していること」「一人親方労災保険に加入していること」の3つを満たしていなければなりません。
ご存知の通り、厚生労働省の省令する一人親方特別加入労災保険は、どこの団体を通じて申請しても内容、掛金ともに同じです。
違いは団体組合費、加入手続きに掛かる費用、加入申請から完了までの時間、災害に遭遇した時に給付金を貰うのに掛かる書類手続きの有無、代行経費の有無、支給されるまでに掛かる時間なのです。
地域で個別に立ち上げている組合、団体を通して各種の申請をする場合は、どうしても遅れが生じてしまいますので、手続きが簡単に済む全国対応の労災保険の方が有利です。
一人親方にオススメの労災保険ランキング
それではさっそく一人親方にオススメの労災保険をご紹介します。
第1位【楽々親方】
社会労務士法人事務所併設の会社という他に類のない特徴があり、何か合った時の相談がスムーズかつ的確にできる点で安心感が違います。
ネット型労災保険でパソコン、スマホ以外にタブレットからの申し込みに対応しているのも「楽々親方」だけ。
元請から急に加入の要請があり、労働保険番号の取得を急ぎたい場合は別途料金2000円で以下の方法により、正式加入前に労災保険番号の通知受け取りが可能です。
①「事前通知サービス希望」と電話で問い合わせ
②ホームページの申し込みフォームから11:30までに必要事項を入力・本人確認書類(免許 証、保険証のコピー)をメールかFAXで送信
③メールで料金の連絡を受け取る→13:00までに必要金額を入金
④組合証発行・当日中に労災保険番号通知(ただし加入は決済確認日の3日後)
①で翌日加入サービス希望(別途料金3000円)と電話問合せをし、②③を行うと翌日加入 が可能です。
注)「事前通知サービス」「翌日加入サービス」を併用できるかは要確認
労災事故があった場合は専用フリーダイヤルに電話をし、提携する特定社会保険労務士が必要な書類を作成して郵送されるので、必要事項を記入後、指示された所定の場所に提出します。
社会保険労務士に対する追加費用は必要ありません。
2021年1月現在、入会金無料、組合年会費6000円です。
第2位【一人親方労災保険組合】
年度途中の退会も可能であり、保険料を一括払いした場合に退会後の残月分の金額が全て返金されるのが特徴です。
他では退会手数料など事務手続き費用を差し引かれた分のみの返金としていますので、全額返還を行っているところはほとんどありません。
無料で最短翌日加入ができます。
①ホームページから必要書類をダウンロードし記入の上FAXで送信、またはホームページの 申し込みフォームに必要事項を入力し送信
②初期費用を金額を銀行振込またはコンビニのレジから入金
③入金を確認次第、加入予定証明書発行(事前に加入予定証明書発行希望と通知する)
④翌日加入終了
初期費用支払い後は、口座引き落としに限り分割払いが可能です。
労災事故が起きた場合、ひとり親方労災保険組合に連絡をして、必要書類が郵送されてきたら指示された所定の場所に提出します。
入会金は1000円、組合費月額500円(1年間で6000円)です。
第3位【一人親方労災保険RJC】
短期だけの加入が可能なのが大きな特徴です。
1ヶ月コース、2ヶ月コース、3ヶ月コースがあり、最低必要分だけ加入することができますので無駄が少なくなります。
普通は2週間だけ現場に行くことになったという時でも、年度額の支払いが必要となる場合が多く、残月分の返金があるとしても一時的とはいえ大きな出費となりますので、短期コースへの加入は合理的な方法と言えるでしょう。
もう1つの特徴である、24時間いつでも労災保険加入申請を受け付けているところも他にはありません。
また、クレジットカード支払いは入金確認が速く済むため、それを利用して当日の13:00までに入金確認ができると無料で、メールかFAXにより労災保険番号の通知を受けることが可能です。
労災事故が起きた場合は専用フリーダイヤルに電話をし、一人親方労災保険RJCが災害状況を確認した後、プロの特定社会保険労務士が作成した必要書類を郵送してくるので、必要事項を記入して、指示された通りに所定の場所へ書類の提出を行う。
短期加入の場合は入会金なし、会費1ヶ月コースから3ヶ月コースまで一律10100円。
長期加入の場合は入会金3000円、年会費7100円。
第4位【一人親方団体 労災センター共済会】
クレジットカード利用の場合に分割払いが可能なのが特徴です。
年会費が3600円と破格の安さなのも特徴の1つ。
ただし、クレジットカード払いの場合は月額450円となり年間5400円になります。
最短翌日加入が可能です。
①ホームページの申し込みフォームの流れに沿って必要事項を記入送信
②費用が通知される
③銀行振込またはコンビニのレジから入金
④入金確認後すぐに加入手続き
⑤加入手続きが終了するとホームページの「マイページ」から加入証明書を無料でダウンロードできる
労災事故が起きた場合、ホームページの労災事故申請フォームに必要事項を入力して送信し、労災申請書類が郵送されたら必要事項を記入して受診した病院に提出します。
年会費1000円、年会費3600円(クレジットカードで分割払いの場合は年額5400円)です。
まとめ
今回は、一人親方にオススメの労災保険をランキングにしてご紹介しました。
対応の迅速さ、利便性、費用、安心感などを総合的に比較してランキングをつけています。
労災保険に加入する際の参考にしてみて下さい。