近年、足場板を使ったDIYが空前の大ブームとなっていますね!
現場で長年使われてきた足場板は使い古されペンキなどがついているものも多いですが、「独特の味わいがあっておしゃれ!」と人気を集めているのです。
棚やテーブル、テレビボードなどの家具をはじめ、壁や床材など大掛かりなリフォームに足場材を使う方も多いです。
足場板で作ったフローリングは素足で歩いても大丈夫?
結論から申し上げますと、足場板で作ったフローリングは基本的には素足で歩かないほうがいいです。
足場板で作ったフローリングでも、表面が滑らかに加工されたものやしっかりとコーティングされたものなど、仕上げ塗装が万全にしてあるものであれば素足で歩いて問題ありません。
しかし特別そのような仕上げ塗装がなされていない足場板のフローリングの場合は素足で歩かないほうがいいでしょう。
足場板の表面は基本的に荒削りであり、毛羽立っていたり木がめくれていたりすることがあります。
素足で歩くと足の裏が傷つく可能性があり、大変危険です。
特に杉足場板は割れ・反りのほかにササクレが多数残っていることがあるので、素足で使うのはおすすめしません。
土足ならいいかといって雨にさらされるような屋外等の床材に使用することもおすすめはできません。
木製の足場板は防腐処理など特別なされていないため、屋外で使用する場合は数年足らずで腐ってしまうことがあるからです。
木製の足場板を床材として使用する場合は、雨を凌ぐ屋根のあるデッキや屋内、なおかつ土足やスリッパで歩ける場所で使用することをおすすめします。
足場板でフローリングを作った事例
足場板は建築現場で職人さん方が作業する時に使われていたものなので、強度も十分ですし、ペンキや釘の跡などが残っていると足場材ならではの独特の味わいが感じられて素敵ですよね。
ここからは足場板でフローリングを作った事例を画像とともにご紹介したいと思います。
こちらの床で使われている足場板はRe:Woodのオールドリユース足場板を活用したものだそうです。
厚さは35mmと15mmの2種類。
足場板は普通のフローリング材のようなサネ加工(フローリングを連結させる為の溝)がないため、曲がっていたり、欠けていたりとさまざまです。
そのためこのような隙間が出来てしまうこともしばしば。
しかしこのざっくりした荒々しさもまた足場板で作った床の魅力です。
現場で飛んだのであろうペンキも、いい味を出していますよね。
今回ご紹介したフローリングは足場板を貼っただけのもので塗装は特にしてありませんが、足場板のフローリングは染色して色をつけたり、ワックスやオイルで仕上げてもまた違った表情が出て来て素敵ですよ。
まとめ
今回は、足場板で作ったフローリングは素足で歩いても大丈夫なのかについて解説いたしました。いかがでしたでしょうか。
結論として、基本的に足場板で作ったフローリングは素足で歩かないほうがいいです。
表面に細かいささくれがあったり割れて木がめくれていることがあるので、足の裏を傷つけてしまう危険性があります。
表面がしっかりと塗装して滑らかに仕上げてあるものであれば素足でもOKという場合がありますが、極力スリッパなどを履くようにしたほうがいいですね。