足場会社で技術を磨き経験を積み重ねた職人が、次のステップとして会社の運営側に回ることは珍しくありません。
しかし現場と運営では必要な技術が大きく異なり、現場で生きてきた職人は多くの壁にぶつかります。
その壁の1つが営業。
足場会社の営業方法1:チラシ
営業経験が少ない人がまず始めるべきなのがチラシ営業。チラシをポストに入れるだけなので、いわゆる「セールストーク」ということをする必要がありません。
チラシの作成も、最近では携帯のアプリやパソコンのソフトウェアなどを使って自分で出来るので、比較的手がつけやすい営業方法ですね。
チラシ営業の効果と注意点を見ていきましょう。
チラシ営業の効果
チラシ営業の効果としては、相手に不快感を与えにくいということ。
飛び込み営業や電話営業だと、営業先の人の作業を止めなければなりません。
忙しい中、無理矢理時間を作って営業に対応することになるので、どうしてもマイナスの印象を与えてしまいますし、営業する側も申し訳なくなってしまいます。
一方チラシ営業では、相手は好きなときにチラシを見ることになるので、そこに不快感が伴うことはありません。
チラシ営業の注意点
便利なチラシ営業ですが、注意しなければいけないこともあります。
まず「作りすぎ」に注意。
何百枚もチラシを作って一件も契約を得ることが出来ないとなると、それは大変な損失となってしまいます。
闇雲にチラシをばらまくのではなく、足場会社を必要としていそうなターゲットを絞り込み、必要最低限のチラシで利益を出せるように心がけましょう。
その他の注意点としては、チラシの中で自己紹介をしっかりするということ。
得体の知れない会社や人間に、足場工事という大きな仕事を任せる人はいません。
自分がどのような人間なのか、どのような会社なのか、できる限りこちら側の情報をさらけ出しましょう。
足場会社の営業方法2:電話営業
営業未経験者からすると少しハードルが高いですが、営業手段として有効なのが電話営業。
慣れてしまえば、机に座ったままできる営業方法なので便利ですね。
電話営業の効果と注意点を見ていきましょう。
電話営業の効果
電話営業の効果としては、相手の話を聞くことができるということ。
チラシ営業ではこちら側が足場会社として何ができるかを提示することしかできませんが、営業先と直接話すことにより、相手が何を必要としているのかを聞くことができます。
電話営業の注意点
電話営業を行う際に注意点があります。
それは喋りすぎないということ。
営業と聞くとどうしてもたくさん話した方が良いのではと思ってしまいますが、電話営業では、営業先の話を聞くことの方が重要となります。
まず、そもそも相手が足場会社を必要としているのか、必要としている場合、なぜ必要としているのか、というような情報を聞き出し、それからこちらが提供できることを提示します。
そしてそこから直接会う約束を取り付けましょう。
足場会社の営業方法3:インターネット営業
足場会社に限らず、会社を運営するのなら会社のホームページを持っておいた方が良いでしょう。
足場会社が必要な人が会社を探す際、まずインターネットで検索します。
電話帳を開く人はかなり少数派でしょう。
では、インターネット営業の効果と注意点を見ていきます。
インターネット営業の効果
インターネットの最大の効果は「足場会社を必要としている人だけが見る」ということ。
相手が足場職人を必要としているということが分かっているのですから、相手の情報を探ったり、下手に出る必要がありません。
ただ自分の会社ができることを堂々と提示すれば良いのです。
またインターネット営業では、自分が他の作業をしている間に勝手に顧客候補を集めてくれるので、営業の効率化にも繋がります。
インターネット営業の注意点
注意点としては、情報の管理をしっかりとするということ。
インターネットを通してお客様のメールアドレスや電話番号、つまり顧客情報が手に入ります。
それらが流出してしまっては会社存続の危機に瀕することになります。
本格的にインターネットを活用するのなら、ITに強い人材を雇ったり、外部のプロの会社に委託したりするなどの方法をお勧めします。
まとめ
チラシ、電話、インターネットと、足場会社ができる営業方法は様々です。
まず自分に合ったやり方で足場会社の営業を始めてみてはいかがでしょうか?