足場材を手運びで移動させるのはなかなかの労力がかかりますが、台車を使えば負担を減らして運搬することが可能になります。
そのため現場では台車があると何かと重宝するものですが、台車は必ずストッパー付きのものを選びましょう。
その理由についてはこの記事で解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
足場材を運ぶ台車はストッパー付きがオススメな理由は?
足場材を運ぶ台車はストッパー付きであることが好ましいです。
その理由として、以下の2つが挙げられます。
- 運ぶ人や周囲の人の安全性向上
- 運搬する荷物の保護
やはり足場材は重さがありますから、ストッパーをかけ忘れて放置してしまうと予期せずに動き出す可能性があります。もしその台車が作業員に後ろから激突でもしてしまえば、大ケガに繋がる場合もあるでしょう。
また、現場によっては歩道や車道に転がっていってしまって、人身事故に発展する恐れもあるかもしれません。
そのため、安全な運搬のためにもストッパー付きの台車を使用することをオススメします。
足場台車のストッパーの種類
ひとくちにストッパーが付いた台車といっても、実はさまざまな種類があります。
たとえば、ストッパーには以下のような種類があるのです。
- キャスターストッパー
- フットストッパー
- ハンドストッパー
フットやハンドといった文字があるので、なんとなく想像は着くかもしれませんが、それぞれにどんな違いがあるのか、特徴までをイメージするのは難しいですよね。
そこでここからは具体的にどのような違いがあるのかについて、それぞれご紹介していきます。
キャスターストッパー
キャスターストッパーは恐らく皆さんが最も目にしたことのあるストッパーです。
台車の車輪部分に取り付けられており、そのストッパーのピンのような部分を上に上げることで台車(およびストッパー)が固定されます。
キャスターストッパーを掛けることで極端に車輪の駆動が悪くなり、ほとんど動かない状態になります。
性能としては十分ですが、ストッパーを掛けるために屈んでピンを上げる動作が必要であり、かけ忘れが発生しやすいのが玉にキズです。
フットストッパー
フットストッパーとは、その名の通りハンドルの足元部分にストッパーがある台車のことです。
ペダル部分を足踏みするだけでストッパーをかけられるのが特徴で、解除ももう一度踏むだけなのでとっても簡単。
運んで止めたい位置ですぐにストッパーを掛けることができますし、ストッパーを掛けるために屈んだりする必要もないので楽です。
ストッパーとしての性能も高く、しっかりと固定することが可能です。
ハンドストッパー
これまでご紹介したストッパーももちろん素晴らしいですが、やはりどうしてもストッパーのかけ忘れが発生してしまう可能性があります。
その点、ハンドストッパーはほぼ確実にストッパーをかけ忘れない優れものです。
なぜなら、ハンドストッパータイプの台車は台車を押すハンドルの近くにレバーが取り付けられているからです。
レバーを引きながらハンドルを押さないと台車が動かない仕組みになっているので、絶対にストッパーをかけ忘れることがありません。
これは他の台車にはない大きなメリットと言えるでしょう。
足場材を運ぶ時の台車としてオススメはどのタイプ?
安全性の高さという観点で選ぶのであればハンドストッパーの台車がおすすめです。
重たい荷物を運ぶ際なども事故の危険を減らしてくれますし、動かしていない時は常にストッパーがかかる状態になるので安全性は高いです。
一方で、他の種類の台車よりもお値段が張るため、それなりの費用を要してしまうというデメリットもあります。
コストを抑えつつ、安全性の高い台車を導入したいのであれば、フットストッパーの台車がオススメでしょう。
徹底的にコストを抑えたい場合はキャスターストッパーでもストッパーとしての役割は果たせますが、使い勝手の面では劣ります。
長い目でみるならば、フットストッパーまたはハンドストッパーの方が重宝するかもしれませんね。
まとめ
今回は足場材を運ぶ際に使用する台車はストッパー付きが望ましい理由について解説いたしました。
いかがでしたでしょうか。
ストッパー付きの台車は主に3種類。
フットストッパー・ハンドストッパー・キャスターストッパーがあります。
ハンド>フット>キャスターの順に安全性が高く使い勝手もよくなりますので、掛けられるコストに応じて適切な台車を選びましょう!