職長教育というものをご存知でしょうか?
現場の安全や作業者の教育などを行う職長になる上で受講が必要な講習です。
建築関連の仕事をしている方がぜひ受けておくべき講習の一つと言えるでしょう。
職長教育とは?
最初に職長教育とは何かを簡潔にご紹介いたします。
職長とは、建設現場などにおいて作業員に指示を出すリーダー的存在のこと。
事業者と作業者の間に入り現場における責任者として、作業員の安全を確保したり、労働災害を防止したりと、現場の安全面を守る重要な役割を担います。
職長になるためには「職長・安全衛生責任者教育」という2日間にわたる講習を受けることが労働安全衛生法という法律によって義務付けられています。
労働安全衛生法第60条、労働安全衛生規則第40条に基づいて現場監督者(リーダー、職長)として、安全衛生の心構えや作業者の指導、設備環境の改善、異常時や災害事例研究などの討議、発表を主とした、安全衛生活動の実践を目的とした研修内容となっています。
簡潔にいうなら作業員の教育や指導、現場での安全を守るために必要な知識を身に付けるための講習ということですね。
職長教育の講習を受けずに現場で職長として指導を行った場合、労働基準監督署から是正勧告を受ける可能性もあるので必ず受講しましょう。
そのほか、職長教育の試験や資格、受講方法などについては以下の記事もぜひご一読ください。
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職長教育に試験や資格はあるの?試験の受講方法や基礎知識を紹介
【2020年最新】職長教育を大阪で受けれる場所はどこ?
職長教育の講習を大阪で受けたい方のために、場所など詳しい情報をご案内いたします。
大阪府職業能力開発協会 職業訓練センター
日程
2020年7月8日(水) 、9日(木)
2020年8月19日(水) 、20日(木)
2020年9月9日(水) 、10日(木)
講習時間
9:00~17:30
場所
エル・おおさか南館
受講資格
18歳以上
受講料
14,500円
定員
24名
予約受付開始日
2020年5月29日(金)
カリキュラム
・職長・安全衛生責任者の職務等
・危険性・有害性の調査及び必要な措置の実施
・総括安全衛生管理の進め方
・安全施行サイクルの進め方
・異常事態及び災害発生時の措置
・不安全行動による災害の防止
職長教育のみ、または安全衛生責任者リスクアセスメント追加教育のみの講習はこの会場では現在おこなわれていませんのでご注意ください。
講習会当日は受講票と筆記用具を持っていくようにしてくださいね。
テキストは当日受講する場所で配布されます。
2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3密(密閉・密集・密接)を避けるなどの感染防止対策を講じて募集人数を制限して講習会が実施されます。
通常よりも募集人数が少ないですので、今年度の受講を目指している方は早めに予約をしてくださいね。
空席状況などは電話で問い合わせると回答が得られます。
建設業労働災害防止協会 大阪府支部
日程
2020年9月28日(月)
2020年9月29日(火)
講習時間
9:00~17:10
場所
大阪建設会館 6階研修室
受講料
会員 14,700円
非会員 15,700円
予約締め切り
2020年6月22日(月)
この後も
10月12日・10月13日
10月29日・10月30日
11月26日・11月27日
12月14日・12月15日
と2020年度は数多く開催があります。
10月以降の日程の受講概要はまだWEBに掲示されておりませんので随時公式サイトをチェックしてみてくださいね。
まとめ
職長教育とは何か、そして大阪で職長教育の講習を受ける場所や日時など2020年度の受講概要をご紹介いたしました。2020年度は新型コロナウイルスの影響もあり受講日や定員が例年と変わっているところがあります。また、今後再び感染の拡大などがあれば日程が変わることもあり得ますので、公式ホームページをこまめにチェックして講習に臨んでくださいね。
職長として現場の安全を守るという責任ある立場を目指すみなさんを応援しています。